田川市議会 2003-03-18
平成15年第1回定例会(第4日 3月18日)
平成15年第1回定例会(第4日 3月18日) 平成15年
田川市議会定例会会議録
第1回
平成15年3月18日 午前10時10分開議
出席議員
議席番号 氏 名 議席番号 氏 名
1番 田 丸 雅 美 13番 雨 矢 紀 一
2番 日 高 信 子 14番 星 野 一 広
3番 岡 田 啓 助 15番 末 光 広 美
4番 佐 藤 俊 一 16番 平 田 芳 馬
5番 佐々木 一 広 17番 笹 山 良 孝
6番 香 月 隆 一 19番 藤 井 亀 夫
7番 竹 内 徹 夫 20番 北 山 隆 之
8番 古 木 英 憲 21番 三 辻 寅 勝
9番 加 藤 秀 彦 22番 原 口 秋 良
10番 藤 沢 悟 23番 二 場 武
11番 小 林 義 憲 24番 高 瀬 春 美
12番 田 尻 新 一
地方自治法第121条により出席した者
事務局出席職員氏名
市長 滝 井 義 高 局長 岡 田 浩
収入役 渡 辺 克 己 参事 道 健 次
病院長 棟 久 龍 夫 参事補佐 平 岡 裕 章
教育長 月 森 清三郎 議事係長 原 田 謙 次
総務部長 福 山 春 彦 主任 平 原 愼太郎
福祉部長 松 岡 博 文 書記 松 本 弘 幸
経済部長 中須賀 達 穂
建設部長 宮 上 悦 生
教育部長 越 知 作 光
市立病院事務局長 村 上 耕 一
水道事業企業理事 下 川 勲
企画調整課長 玉 江 光
総務課長 中 村 輝 昭
財政課長 柴 田 政 文
平成15年(第1回)田川市議会3月
定例会議事日程第4号
平成15年3月18日午前10時開議
第 1 議案第29号 田川市
星美台汚水処理場に係る
分担金徴収条例の制定について
第 2 議案第 9号 平成15年度田川市
一般会計予算
第 3 議案第10号 平成15年度田川市
国民健康保険特別会計予算
第 4 議案第11号 平成15年度田川市
老人保健特別会計予算
第 5 議案第12号 平成15年度田川市休日
救急医療特別会計予算
第 6 議案第13号 平成15年度田川市
住宅新築資金等貸付特別会計予算
第 7 議案第14号 平成15年度田川市等三線
沿線地域交通体系整備事業基金特別会
計予算
第 8 議案第15号 平成15年度田川市
水道事業会計予算
第 9 議案第16号 平成15年度
田川市立病院事業会計予算
第10 議案第18号 福岡県自治振興組合を組織する市町村数の増減について
第11 議案第19号 福岡県
市町村災害共済基金組合を組織する市町村数の増減につい
て
第12 議案第26号 財産の処分について
第13 議案第30号 田川市
固定資産評価審査委員会委員の選任について
第14 議案第31号 田川市
固定資産評価審査委員会委員の選任について
第15 諮問第 1号
人権擁護委員候補者の推薦について
第16 議員提出議案第52号
田川市議会委員会条例の一部改正について
第17 請願・陳情の件
本日の会議に付した事件
第 1 議案第29号 田川市
星美台汚水処理場に係る
分担金徴収条例の制定について
第 2 議案第 9号 平成15年度田川市
一般会計予算
第 3 議案第10号 平成15年度田川市
国民健康保険特別会計予算
第 4 議案第11号 平成15年度田川市
老人保健特別会計予算
第 5 議案第12号 平成15年度田川市休日
救急医療特別会計予算
第 6 議案第13号 平成15年度田川市
住宅新築資金等貸付特別会計予算
第 7 議案第14号 平成15年度田川市等三線
沿線地域交通体系整備事業基金特別会
計予算
第 8 議案第15号 平成15年度田川市
水道事業会計予算
第 9 議案第16号 平成15年度
田川市立病院事業会計予算
第10 議案第18号 福岡県自治振興組合を組織する市町村数の増減について
第11 議案第19号 福岡県
市町村災害共済基金組合を組織する市町村数の増減につい
て
第12 議案第26号 財産の処分について
第13 議案第30号 田川市
固定資産評価審査委員会委員の選任について
第14 議案第31号 田川市
固定資産評価審査委員会委員の選任について
第15 諮問第 1号
人権擁護委員候補者の推薦について
第16 議員提出議案第52号
田川市議会委員会条例の一部改正について
第17 請願・陳情の件
(開議10時10分)
○議長(田丸 雅美 君)
どなたもおはようございます。
議員定数24名のうち、ただいま出席議員は22名であります。よって、本会議は成立いたしました。
これより直ちに会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元配付のとおりであります。御了承願います。
日程第1議案第29号「田川市
星美台汚水処理場に係る
分担金徴収条例の制定について」を議題といたします。
建設労働委員長に審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり)
建設労働委員長。
○建設労働副委員長(原口 秋良 君)
おはようございます。報告に入ります前に一言お断りを申し上げます。
去る3月13日、
建設労働委員会において、三辻委員長が病気療養のため欠席され、私が委員長代行をいたしましたので、本日は委員長にかわりまして、私が委員長の報告をいたします。
当委員会に付託を受けました議案第29号「田川市
星美台汚水処理場に係る
分担金徴収条例の制定について」審査結果を報告いたします。
本案は、4月から分譲開始を予定しております星美台において、汚水処理場の設置に関して、負担の公平を図るため宅地を所有する者から分担金を徴収できるよう条例制定するものであります。
まず。本案の審査に入ります前に、若干経過を報告しておきたいと思います。
執行部としては、当初、私法上の契約により、将来の修繕料として徴収する方針をとっておりましたが、顧問弁護士を初め県地方課などに照会した結果、私法上の契約でも徴収は可能と解されるが、予算上、私法の契約に基づく歳入の予算科目が雑入となることから、明確性に欠けるとの指摘がなされ、再度検討した結果、今回の提案になったものであります。
条例の内容といたしましては、第1に、星美台の区域内に宅地を所有する者であること、第2に、分担金は譲渡契約を締結したときに徴収すること、第3に、分担金の額は宅地1区画につき30万円とすることであります。
本案につきましては、審査の中で、個人で浄化槽を設置すれば、これ以上の経費がかかるのであり、環境問題の面からも徴収はやむを得ないとの意見があった一方、宅地購入者にはできるだけ負担を伴わないようにすべきであり、過去に分譲した城山団地の際には取っていないので、今回も取るべきではないとの反対意見が出されたところであります。
したがって、委員会といたしましては、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(田丸 雅美 君)
ただいま
建設労働委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
採決の方法につきましては起立により行います。
議案第29号に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立)
ありがとうございました。起立多数であります。よって、議案第29号「田川市
星美台汚水処理場に係る
分担金徴収条例の制定について」は、原案のとおり可決されました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第2議案第9号「平成15年度田川市
一般会計予算」を議題といたします。
まず、
総務文教委員長に審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり)
総務文教委員長。
○
総務文教委員長(佐々木 一広 君)
おはようございます。議案第9号「平成15年度田川市
一般会計予算」のうち、当委員会に付託を受けました関係分につきまして審査結果を報告いたします。
予算審査に当たりましては、執行部から詳細な説明資料の提出を受け、2日間にわたり慎重に審査いたしておりますがが、ここでは意見、要望のありました事項を中心に概略報告してまいりたいと思います。
まず、平成15年度の予算編成につきましては、さきの市長の予算説明にもありましたように、我が国の財政環境は近年極めて厳しい状況が続いており、本市においては地方交付税の減少に加え、市税においても大幅な減収が見込まれるなど、財源不足が一層深刻になっております。このことから、歳出では人件費や事務管理費などの削減により歳出抑制に努力しているものの、歳入において土地売払収入の活用や基金の大幅な取り崩しを行わなければ収支の均衡が保てない厳しい状況であります。
なお、本年度は統一地方選挙が実施され、本市でも市長並びに市議会議員が改選されますことから、平成15年度当初予算については、いわゆる骨格予算と呼ばれるもので、投資的事業は、債務負担行為に基づく事業や年次的に整備を行ってきた事業などを予算計上するにとどめ、新規の事務事業につきましては、4月の選挙後に補正予算によって肉づけされることとなっております。
以上のことを踏まえた結果、平成15年度の
一般会計予算額は、歳入歳出ともに275億3,955万7千円となり、前年度当初予算に比較して0.1%、額にして1,821万1千円の減となっております。
それでは、15年度予算の主な内容につきまして、前年度と比較をしながら順次報告してまいりたいと思います。
まず、歳入についてであります。
1款市税では、45億5,592万4千円が計上され、6.3%の減となっております。これは長期にわたる景気の低迷により、個人、法人の市民税の減収が見込まれるほか、固定資産税においては、企業の撤退による工場の解体などに伴い、償却資産の減が見込まれるためであります。
委員会の中では、市たばこ税の収入が市の税収となっていることを知らない市民も多いことから、市内でたばこを購入するよう勧める
キャンペーン等を実施して税収の増に努めるよう要望いたしております。また、市税の滞納者対策について、悪質な滞納者に対しては適切な措置を講じるとともに、本税以外の延滞金等を免除することのないよう要望いたしております。
なお、税務課の予算審査に関連して、さきの本会議で田尻議員さんから質問のありました件について執行部から報告がなされておりますので、概略説明いたします。
まず、第1点は、
配偶者特別控除の廃止に伴う本市での影響者数についてであります。本市において
配偶者特別控除の対象となっている人数は、平成14年度で試算すると3,752名となっており、
配偶者特別控除が廃止された場合、1人当たり平均9千円の市民税が増額される見込みであります。
第2点は、人口に占める所得税、住民税の納税者数の割合についてであります。田尻議員御紹介の全国民で所得税は4人に1人、住民税は5人に1人を、平成14年度をベースにして田川市で計算しますと、所得税は3.5人に1人、住民税で2.8人に1人の割合となっております。
第3点に、国民負担率についてでありますが、財務省の発表による2003年度の国民負担率は36.1%で、前年に比べ0.6ポイント減となっております。これは、国においては、すべての国税、地方税や社会保険料の収入が把握できるため算出いたしておりますが、これに準じた本市における市民負担率については、算出が困難であるとのことであります。以上であります。
次に、7款地方交付税では、普通交付税、特別交付税を合わせて75億4,089万7千円が計上され、10.6%の減となっております。これは地方交付税の原資となる所得税や法人税等が景気の影響で所要額の確保が困難であることや財政構造改革で交付税総額が圧縮傾向にあることから、このように大幅な減が見込まれるものであります。
次に、11款国庫支出金では、63億7,069万6千円が計上され、3.4%の増、12款県支出金では、16億4,354万9千円が計上され、5.5%の減となっております。これは各部門にわたる国・県の補助事業について、補助基準に基づき計上されているものであります。
次に、13款財産収入では10億6,857万7千円が計上され、平成14年度当初予算と比較して10億3,720万3千円の大幅増となっております。これは
星美台分譲宅地の売払収入が計上されたことによるものであり、この取り扱いについては後ほど詳しく報告いたしたいと思います。
次に、15款繰入金では、11億7,965万7千円が計上され、20.2%の増となっております。これは全体の財源不足を補うために基金の取り崩し等を余儀なくされたものであります。
次に、18款市債では、22億4,500万円が計上され、1%の減となっております。これは暫定就労、特開及び
改良住宅建設事業等の財源に充てるもののほか、国の地方財政対策における収支不足額を市町村みずからが補てんするため、
臨時財政対策等の起債を借り入れるものであります。
以上が歳入の主なものであります。
次に、当委員会が所管する歳出につきまして概略報告してまいります
まず、1款議会費におきまして、2億7,361万1千円が計上され、前年度に比較して1.1%の増となっております。
主な内容といたしましては、議員等の共済掛け金の増額等によるものであります。
委員会の中では、交際費を減額している点について、田川市郡の合併問題等を初めとしたさまざまな行政課題に対して、議会が積極的に活動するために支出される適正な経費等については、必要額を計上していくべきとの意見があっております。
次に、2款総務費におきまして、21億6,098万円が計上され、前年度に比較して2.7%の減となっております。
主な内容といたしましては、政府が進めている電子政府・
電子自治体推進プログラムに対処するため、
文書管理システムや
電子決裁基盤等を構築するなど
電子自治体基盤の
各種システム導入に要する経費が計上されております。また、本市においては、電子自治体への取り組みとしてこの基盤構築のほかに平成15年度内に
総合行政ネットワークへの接続も行うこととしており、これに伴う経費については補正予算で対応する予定となっております。
そこで、この
総合行政ネットワークシステムは、
通称LGWANと呼ばれ、県・市町村の地方公共団体間を接続する行政専用のネットワークであり、各地方区団体の
組織内ネットワークを相互につなぎ合わせ、情報の流通を可能にすることにより、地方公共団体間の
コミュニケーションの円滑化、情報の共有を図るものであります。
委員会の中では、このシステムへの接続と個人情報との関係についてただしております。執行部からは、このLGWANについては、行政専用の閉じたネットワークであり、
インターネットを通じて市民などが直接LGWANに接続できるものではないこと、また、
インターネット上で市民が施設予約や各種申請などの行政サービスを受ける場合においても、個人認証基盤などの高度な
セキュリティシステムに守られており、本市においてもネットワークへの接続に向けた
セキュリティポリシーの検討を進めているとの説明があっております。
委員会といたしましては、LGWANへの接続により、行政間の
コミュニケーションを円滑に進めるためには、職員の研修等を充実させるともに、接続の際のセキュリティー問題についても万全を期していくよう要望いたしております。
このほか、
人事秘書課所管の全体の費目にわたる人件費で、平成14年度給与改定に伴う減や退職者不補充に伴う減などにより、前年度比3億4,695万3千円減の47億2,542万2千円が計上されております。
委員会の中では、人件費の抑制に関連して、現在、田川市が国家公務員の調整手当の支給対象地域となっていないことにかんがみ、本市でも調整手当を廃止する方向で検討すべきではないかと意見や時間外勤務の命令に当たっては、命令権者である各担当課長が残業の必要性を精査することにより、時間外勤務を抑制していくよう意見があっております。
次に、9款消防費では、6億5,820万9千円が計上され、前年度に比較して2.9%の増となっております。
主な内容といたしましては、消防自動車の購入費や
田川地区消防組合負担金等であります。
委員会の中では、
田川地区消防組合の給与問題については、さきの全員協議会で詳細な報告があっておりますが、早急に給与体系を是正し、市民の生命と財産を守る消防職員が一致団結して、その職責を果たせるような組織づくりを要望いたしております。
次に、10款教育費では、19億2,265万2千円が計上され、前年度に比較して4.5%の減となっております。
主な内容といたしましては、平成14年度で債務負担行為を設定しておりました金川中学校の
屋内運動場改築事業費の15年度事業分や
田川小学校屋内運動場の屋根の
防水補修事業費が計上されたほか、昨年オープンしました市民プールの経費が計上されております。
次に、12款公債費では、42億7,731万6千円が計上され、前年度に比較して15.4%の増となっております。予算内容といたしましては、公債元金、公債利子、一時借入金利子であり、別段異議なく了承いたしております。
以上、歳入歳出予算の主なものについて概略報告してまいりましたが、このほか第2条第2表「債務負担行為」、第3条第3表「地方債」及び第4条「一時借入金」につきましても別段異議なく了承いたしております。
それでは、ここで予算審査を通じて、特に意見、要望のありました4点について報告いたします。
まず第1点目は、
星美台分譲住宅の売払収入の取り扱いについてであります。
議員各位御承知のとおり、平成10年度、福岡県立大学へ看護学部を誘致するための用地を取得する際、
下水道施設整備基金から12億5千万円の繰り替え運用を行い用地取得しており、この際の執行部の説明では、今回の
星美台分譲収入で繰り戻すというものでありました。
今回、執行部の説明では、県立大学の用地を取得した平成10年度当時も財政状況は厳しいものであったが、最終的な決算時にはある程度財源不足が解消されていたことから、将来の見込みにおいて住宅団地の分譲収入は純粋に臨時的な一般財源として予定していた。しかしながら、その後の地方財政を取り巻く環境の急速な変化に伴い、本市においては最終的な平成14年度予算で14億円を超える基金の取り崩しを行わなければ予算編成ができない状態にまで財政状況が悪化しており、さらに、平成15年度の予算編成では約32億円の財源不足が見込まれ、特別交付税や基金繰入金で22億5,800万円の調整を行っても、なお財源が不足することから、今回の
星美台分譲宅地の売払収入9億6,600万円を財源として計上せざるを得なかった。
本来ならば当初の
予定どおり下水道施設整備基金へ繰り戻しすべきであり、そのためには他の基金を取り崩さなければならない。しかしながら、実際に取り崩しができる基金は7億7,700万円しかなく、財源確保が実質不可能であり、当初約束していた
下水道施設整備基金への繰り戻しは先送りせざるを得ない状況であることを御理解いただきたいとの説明があっております。
委員会の中では、基金の取り崩しにより予算の均衡が保たれている本市の逼迫した財政状況を考えれば、いずれは財政調整基金も底をつき、他の基金から繰り替え運用せざるを得ない状況も考えられることから、基金の一本化を検討すべきではないかとの意見があっております。また、さきの補正予算でも報告いたしました
廃棄物処理施設基金への積み立て問題や、この
下水道施設整備基金への繰り戻しについては、まず、当初の約束どおり一たんそれぞれの基金に積み立て、その後、必要に応じて取り崩すべきではないかとの意見があっております。
いずれにしましても、本市の財政状況は悪化の一途をたどっており、執行部からは平成15年度末で取り崩し可能な基金は7億7,700万円程度となる見込みとの報告があっており、委員会といたしましては、柔軟な運用ができるような基金のあり方を検討するとともに、
廃棄物処理施設基金への積み立てや
下水道施設整備基金への繰り戻しについては、今後、平成15年度の財政運営の中でどう取り扱っていくのか、逐一当委員会に報告していくよう要望いたしております。
次に、第2点目は、本市の今後の予算編成についてであります。
先ほどから触れておりますが、本市の財政状況は非常に厳しい状況であり、平成15年度予算では、財産処分による収入で財源を確保している状況であります。そこで委員会の中では、宅地分譲することにより、その売払収入や固定資産税の増収など市の歳入の増加が見込まれますが、一方では政策家賃に守られ、維持管理経費の肥大化により財政を圧迫する炭住改良事業を推進するという相反する住宅政策を進めている点に問題があり、計画どおりに宅地分譲が進まない場合の財源不足の対応や今後の財源確保について執行部にただしております。
執行部からは、日本経済全体の低迷に加え、本市においては同和対策事業や
石炭六法関連事業が終息したことから、急激に財政が悪化しており、市税や地方交付税などの一般財源の増加は見込めないことから、財産の処分等による一時的な収入に頼らなければならない。今後は、これまで以上に歳出を抑制していく以外に方策はなく、経常化している投資的経費をいかに削減できるかが課題であるとの説明があっております。また、今回の宅地分譲については、購入条件を緩和するとともに、積極的にPR活動を行い完売に努めていきたいとの説明があっております。
委員会では、現在の財政状況を見る限り、平成16年度予算の大幅な財源不足も容易に推測できるものであり、根本的な歳出の見直しを実施すべきではないかとの意見があっております。また、そのためには公共施設の管理運営の民間委託や業務量に応じた適正な職員配置などにより、行政運営経費を削減していくなど、行財政改革の推進を強固に推し進めていくべきではないかとの意見があっております。
次に、第3点目は、小・中学校の統廃合についてであります。
委員会の中では、本市の小・中学校数を見た場合、炭鉱全盛期の人口規模のままでの学校数で現在に至っており、既に役目を果たしたを思われる学校もあることから、早急に再編成を検討すべきとの意見や、
構造改革特区制度において小・中一貫教育体制を可能とする提案などがあっていることにかんがみ、本市でも学校統廃合の際に小・中一貫教育の検討もしてはどうかとの意見があっております。
執行部からは全国的な少子化傾向により、児童・生徒数は減少してきており、現在、何とか単式学級で運営ができている船尾小学校が複式学級になることも予測されることから、全小・中学校を含めた統廃合問題に取り組まなければならないと考えている。また、昨年4月から実施している新学習指導要領のもと、総合学習の時間などを活用して、各小・中学校がそれぞれ創意工夫を続けており、間もなく総合学習導入後1年が経過することから、その効果や課題を整理しながら特色ある学校づくりに努めていきたいとの説明があっております。
このほか、委員会の中では学校施設のバリアフリー化について、現在、市内各小・中学校では、障害を持つ児童の学校生活に対応できるよう、トイレの改修やスロープの設置などが順次進められておりますが、児童・生徒が何ら支障なく学校生活ができるようバリアフリー化を進めるとともに、学校開放により地域の人々が学校施設を利用する機会もふえていることから、学校施設の安全活用について要望いたしております。
第4点目は、監査制度のあり方について意見があっております。
本市では、これまで官庁会計決算を12月議会で審査いたしておりますが、今回、監査事務局における決算審査の事務処理が例年に比べ約2カ月早まり9月上旬に完了する予定となったことから、官庁会計決算を9月議会中に上程することも検討されているところであります。
委員会の中では、法令に基づき定期監査や決算審査を行うため、必要があれば業務量に応じた職員を配置すべきではないかとの意見や、専門知識を有する公認会計士などを監査委員に任命することや外部監査制度の活用なども検討してはどうかとの意見があっております。
以上、平成15年度予算審査に関連して、特に議論となりました事項を概略報告してまいりましたが、議案第9号「平成15年度田川市
一般会計予算」のうち、当委員会に付託を受けました関係分につきましては、慎重審査の結果、意見、要望を付し原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(田丸 雅美 君)
次に、厚生委員長に審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり) 厚生委員長。
○厚生委員長(香月 隆一 君)
議案第9号「平成15年度田川市
一般会計予算」のうち、当委員会に付託を受けました関係分につきまして審査結果の報告をいたします。
審査に当たりましては、2日間にわたり各課ごと慎重に審査いたしておりますが、市長の市政所信と予算説明の報告にもありましたように、統一地方選挙の年であるため骨格予算で編成されておりますことから、ここでは、意見、要望のありました事項を中心に概略報告してまいりたいと思います。
まず、3款民生費におきましては、95億7,885万5千円が計上され、前年度当初予算と比較して4億3,900万9千円の増となっております。
予算内容の主なものといたしましては、まず、社会福祉費関係で、高齢者や身体障害者、知的障害者などの介護を必要とする人々を支援するためのホームヘルプサービス事業を初め、デイサービス事業、短期入所事業費など所要額が計上されております。
なお、本年4月から障害者支援費制度が実施されることとなります。この制度は、障害者の方々に対する福祉サービスが従来の措置制度から支援費制度に移行し、今まで行政が決めていたサービス内容を障害者自身が施設やサービスを選んでいくものであります。
委員会といたしましては、障害者やその家族に対し周知徹底を図り、4月から万全の体制で実施できるよう要望いたしております。
次に、老人福祉費におきましては、在宅介護支援センター運営事業費、高齢者のための生きがい対策事業を継続していくことといたしております。また、配食サービス事業、生きがいデイサービス事業、生きがい公民館事業等の介護予防・生活支援事業を実施するための所要額が計上されております。
次に、介護給付費におきましては、福岡県介護保険広域連合の運営に対する負担金6億8,096万7千円が計上されております。
ここで、先日、福岡県介護保険広域連合におきまして決定しました第1号被保険者の次期介護保険料について報告があっておりますので、概略報告いたします。
平成15年度からの第2期介護保険事業計画における保険料につきましては、現行の月額2,908円から約35%アップの3,940円に決定したとの報告があっております。この保険料決定についての経過につきましては、介護保険広域連合運営協議会の中で、保険料を極力低く設定するため、現行の5段階を6段階に改め、また、第1期事業運営期間において借り入れた県財政安定化基金42億円を9年間のステップ償還で返還することとし、高齢者の負担をできるだけ抑えた保険料設定を行ったとの報告があっております。
委員会といたしましては、昨年末に新聞報道があった当初の予想額4,537円よりは減額とはなっているものの、各段階とも大幅な保険料の増加になることから、対象者に対し次期保険料についての周知徹底を十分に行うよう要望いたしております。
このほか、昨年より実施されました移送サービスについては、事業の委託先である社会福祉協議会での利用状況等を把握しながらサービス内容の検討を行い、また、引き続き広報などにより周知徹底を行うよう要望いたしております。
次に、児童福祉費関係におきましては、保育所運営費等、保育行政の充実を図るための経費等所要額19億1,806万6千円が計上されております。
なお、本年3月1日現在の総人口5万3,864人のうち、6歳までの児童数は3,199人で、その数は少子化のため過去5年間減少しております。一方、保育所の入所人員は1,550人、入所率48.5%と増加しております。また、公立3保育所の平成14年度入所児童数は、定員260人に対し278人、率にして106%となっており、放課後児童クラブについては507名の登録があっているとの報告があっております。
このほか、放課後児童クラブの実施内容の見直しにつきましては、昨年12月議会で陳情が採択され、実施時間等の拡大などについて、平成15年度の早い次期からの実施を目標に鋭意努力しているところであり、今後、方向性、考え方がまとまり次第、当委員会に報告していくとの説明があっております。
委員会といたしましては、今回の実施内容の見直しを行うこととなれば、利用者に一定の負担を求める必要もあることから、利用者の声を十分に聞きながら事業の早期実施に向けて引き続き努力するよう要望いたしております。
次に、生活保護費では、現在の長引く経済不況や高齢化社会の進展等により保護率が増加し、昨年度より増額され38億6,131万1千円を計上いたしております。なお、本年2月末の生活保護世帯数は1,386世帯、人員2,021人、保護率37.5パーミルとなっております。これは、平成9年度の保護率28.8パーミルに比べ8.7パーミル上昇している状況であります。
委員会といたしましては、引き続き生活保護法の趣旨に基づきながら、保護の適正な実施に努めるよう要望いたしております。
また、同和事業関係につきましては、平成14年度から、これまでの特別対策が一般対策へ移行し、ハード面については、残事業の整備等を一般対策の中で個々の事業の必要性、緊急性等を勘案しながら進めています。一方、ソフト面につきましては、人権教育及び人権啓発の推進に関する法律、「人権教育のための国連10年」福岡県行動計画等の趣旨を踏まえ、本市においても平成15年度中の基本計画の策定に向けて検討中であるとの報告があっております。
委員会といたしましては、差別意識の解消、人権侵害による被害の救済等の対応、教育・就労・産業等の面でなお存在している格差の是正等が残された同和問題の大きな課題であることを引き続き認識し、また、人権啓発等の担当課である生涯学習課と連携をとりながら、特にソフト面での同和問題解決に向け引き続き努力を続けていくよう要望いたしております。
次に、4款衛生費及び10款教育費のうち、当委員会の所管分では、1億5,460万6千円が計上されております。
予算内容の主なものといたしましては、乳幼児検診、母子保健訪問指導、妊婦乳幼児健康診査等の健康づくり事業、健康増進教室、栄養教室、健康展、各種検診等の保健事業、また、インフルエンザや日本脳炎等の予防接種事業などについて、その所要額が計上されております。この中で、市民の健康増進のための健康づくり事業等、計28事業を展開し、多くの参加者があっており、引き続き広報等で周知徹底を図り参加者の増に努めるよう意見があっております。
このほか、執行部に対し障害児の療育体制の検討状況について経過報告を求めております。執行部からは、現在関係する保険年金課、児童保育課、高齢障害課の3課から各3名、計9名から構成する療育体制検討委員会を昨年11月に設置し、今日まで3回の検討会を行っております。この問題については、庁外関係機関である保健福祉環境事務所、児童相談所等との連携が必要であることから、これらの団体等と連携をとりながら内部協議を進め、5月を目途に部としての方向性を出していきたいとの報告があっております。
委員会といたしましては、各関係機関と十分に連携を行いながら障害児の療育体制の検討を行うよう要望いたしております。
以上、予算審査の概要を報告いたしましたが、当委員会に付託を受けました関係分につきましては、慎重審査の結果、意見、要望を付し原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(田丸 雅美 君)
次に、産業経済委員長に審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり) 産業経済委員長。
○産業経済委員長(古木 英憲 君)
議案第9号「平成15年度田川市
一般会計予算」のうち、当委員会に付託を受けました関係分につきまして審査結果を報告いたします。
まず、2款総務費におきまして、2,160万7千円が計上されております。
戸籍住民基本台帳費において、住民基本台帳カード発行の経費並びに戸籍作成システムリース料に要する経費などが計上されております。
委員会といたしましては、法律相談を行う弁護士については、福岡県弁護士会から弁護士を派遣願っているようであるが、もう少し相談者に対して親身になって相談に当たるよう、弁護士会に申し入れを行ってほしいという意見があっております。
次に、4款衛生費におきまして、6億6,423万9千円が計上されております。
環境衛生費関係では、合併処理浄化槽設置に対する補助金などが計上されております。清掃総務費関係では、田川地区清掃施設組合に対する負担金などが計上さております。
委員会といたしましては、まず、資源回収助成金について、現在のキロ当たり5円となっているこの助成金について、値上げを検討してはどうかとの意見があっております。
さらに、市内12カ所に設置しております降下ばいじんの観測地点について、経費削減の面から箇所数を減らしてはどうかとの意見があっております。
最後に、田川地区清掃施設組合負担金について、新ごみ焼却場建設にかかわる経費について、今後の計画や推進体制など、きちっと整理しておくべきではないかとの要望を行ったところであります。
次に、6款農林業費におきまして、1億3,964万2千円が計上されております。
農業委員会費におきましては、農業委員会の活動に要する経費が計上されております。
農地費関係で、ため池整備事業に対する負担金並びに農業用施設など維持管理に要する経費が計上されております。
委員会といたしましては、今後は特定農業施設管理基金など特定目的の基金の運用の見直しも視野に入れた検討を行うようにとの要望を行ったところであります。
続いて、7款商工費におきましては、1億9,558万3千円が計上されております。
商工総務費関係では、平成筑豊鉄道の経営の安定化を図るため、新たな支援策として、沿線11カ市町村と共同して補助金を支出する経費が昨年に引き続き計上されております。
次に、商工業振興費では、中小企業設備近代化資金等融資預託金などが計上されております。
委員会といたしましては、上伊田公園の借上料が計上されていることから、隣接には大きな公園もあり利用状況も少ないことから、土地の売買も考慮しながら公園管理の検討を進めるよう要望いたしております。
また、旧日通工跡地について、早急に利用計画等の検討を行うよう要望いたしております。
ここで、さきの一般質問等で論議になりました西鉄バス路線の一部区間廃止に関係する当委員会での審議経過等について報告いたしたいと思います。
まず、当委員会では、2月20日に田川市バス事業庁内検討委員会中間報告を受けたところであります。このときには、西日本鉄道株式会社による廃止区間の申し出以降の経過並びに庁内検討委員会での検討結果についての報告でありました。
まず、具体的な事業方法としては、自主運行バス事業、直営及び委託、並びに一般貸切旅客自動車運送事業者いわゆる乗り合いタクシー等による運行事業のほかに、他市では検討されていない市内建設業者保有車両による運行も検討されております。
内容的には、代替交通手段が確保できない路線、市内4区間についてでありますが、影響人員について検討され、平日で片道110人程度の利用者数となっております。また、前述の事業方法別の収支予測では、いずれも平日運行、年間で自主運行バス事業・直営で940万円、委託で630万円、乗り合いタクシーで210万円程度の赤字となる予測であります。毎日運行の場合は、いずれもこの2倍の赤字額が試算されております。さらに、先進地の事例において、さまざまな問題点が指摘されていることから、これらの問題点を踏まえ、次のような中間報告を受けたところであります。
1番目に、市が道路運送法第80条に基づきバス事業に参入することは、専門職員の確保や多大な財政負担を伴うとともに、路線拡大のおそれがあり、危険性が大きい。
2番目に、西日本鉄道株式会社が不採算性事業として廃止した路線を市が引き継いだとしても、採算性を向上させることは容易ではない。
3番目、地域住民の生活交通を確保するとすれば、市が若干の補助を行い、運輸業として運行実績があるタクシー及び観光バス事業者に運行させることが最善の方法であると思われる。
4番目に、上記3の方法をとるにしても、業者との協議、運行管理者の確保及び道路運送法に基づく申請事務により、西鉄バス廃止直後の運行は不可能である。
5番目に、タクシー事業者等との協議が整った場合は、利用の喚起とともに路線のあり方、運賃等について地元説明会を開催し、住民の理解を得る必要がある。
以上の報告を受け、当委員会では、次の意見が出されたところであります。
まず、第1番目に、代替交通手段の確保が一部の人に対する受益となることから、慎重に検討すべきである。
2番目に、公営事業等が官から民へ移行している状況の中、市がバス事業に参入すべきではない。
3番目に、今後、拡大されると予想される廃止路線の対応を同時に検討することが必要である。
4番目に、田川市における財政状況が厳しくなる状況の中、市民がお互いに痛みを分かち合う意識を持つ必要がある。
5番目に、高齢者のバス利用が多いと予想されるが、今後は介護タクシー等、地域福祉サービスの向上により、バス利用が減少すると予想されるため、バス事業参入については慎重に検討すべきである。
6番目、廃止区間における地元住民の要望、熱意が必要である。
以上のような意見が出され、慎重に検討するよう要望したところであります。
一方、一般質問では、バス事業に関連した次のような質問が出たところであります。
1番目に、昨年11月、バス事業参入の可否について、田川市バス事業庁内検討委員会が設立されたにもかかわらず、2月20日に中間報告をするのはなぜか。
2番目に、中間報告については、まず地元における説明会を優先すべきであり、その後、産業経済委員会に報告すべきではないか。
3番目に、市は、バス路線廃止の問題について、早急に地元説明会を実施して住民の声を聞くべきではないか。
4番目に3月末の廃止後、継続してバス事業等を実施できない理由は何か。
5番目に、実施については目途をつけているのか。また、実施はいつごろか。
これに対しては、それぞれ執行部から答弁があったところでありますが、当委員会では、3月13日、当初予算審議の折に再度審議を行ったところであります。委員会では、次のような意見が出されたところであります。これは中間報告を受けた折、当委員会での意見と重複するところもありますが、報告したいと思います。
まず、第1番目に、当初予算の市長説明の中でありましたように、平成15年度末、取り崩し可能基金額は7億7,700万円程度しかなく、来年度予算編成も厳しい状況であり、財政面で当然受け入れられる状況でない。
2番目に、特定の人の利便性のためにバスを走らせるのか。利便性ということになれば、バスだけの話ではなくなる。田川市には、特定の人に受益を与えるだけの財政力はない。
3番目に、バス事業に参入する取り組みを行う市としては、専門的・技術的な知識を持っていない。
4番目に、独立採算、営利事業として行うことは、西鉄が撤退を考えている状況では行えるはずがない。
5番目に、営利事業や利便性でもできない状況で、最低限、社会的弱者に対して行わなければならないとするならば、福祉事業で行うことしか考えられない。
6番目に、添田町は当初から赤字が予測されてもバス事業を行おうとしている。しかし、他の市町村と地域事情が全く違っている。添田町は山間地域を多く抱えており、到底比較できるものではない。
7番目に、住民に本市の現状、過去において自治体が親方日の丸と言われたような時代ではないことを認識してもらわないといけない。
8番目に、西鉄は昨年第1次赤字路線廃止を打ち出し、1年も経過しないうちに市内2路線──これは市立病院と東鷹高校です──の廃止を打ち出してきている。西鉄は黒字路線以外はすべて廃止を打ち出してくる可能性がある状況で、一つの例をつくると、次から次へと新路線設置の要望が出てくる。
以上のような意見が出たところであります。
さらに、地元説明会を優先して住民の声を聞くべきだとの意見があっておりましたが、これについて執行部にただしております。執行部からは、庁内検討委員会では、まだ結論が見出せていない状況であり、このような状況で住民説明を行えば、すべて不確定な要素ばかりの話になる。一定の方向が出れば、まず産業経済委員会に報告し、それから住民説明会を行いたいとのことでありました。
当委員会も、これに対しては了承したところであります。
最後に、この西鉄バス路線一部区間廃止に関する最大の問題は、バスの乗客数が少なく、バス事業の運営ができないことにあります。一例を挙げますと、臨時的に運行を願っております市立病院と東鷹高校の便について報告しますと、平成15年2月の実績で、乗客数は1カ月で合計1,717人であります。1日当たり往復で74人、1カ月の売り上げは19万8,335円という状況であります。西鉄としても、人件費や燃料代など考慮すれば、とても採算がとれる状況ではないことがわかります。この路線の3月末での廃止通告については、さきに申し上げましたが、話し合いの結果、6月末まで運行が延長されているような状況であります。
委員会といたしましては、このように市の財政が逼迫している状況において、初期の設備投資に何千万円もかけ、当初から赤字という予測のもと、赤字額が増大していくような事業経営は決して行えるものではないと考えます。運行を要望されている地域住民の皆さんが、市の現状を認識され、交通弱者のために自分たちのできることはないか考え、例えば通勤に自家用車は極力使用しないとか、バスに乗る会などをつくるなどして、利用者数の増加に努め、決して赤字は出させないというような応援や支援など熱意が必要と考えます。
以上のことから、バス事業の運営については、慎重に検討を行うべきであるとともに、最低限、社会的弱者に対しては何らかの方法で対応しなければならないのではないかという結論に達したところであります。
以上、当委員会に付託を受けました関係分につきましては、慎重審査の結果、意見、要望を付し原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(田丸 雅美 君)
次に、
建設労働委員長に審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり)
建設労働委員長。
○建設労働副委員長(原口 秋良 君)
議案第9号「平成15年度田川市
一般会計予算」のうち、当委員会に付託を受けました関係分につきまして審査結果を報告いたします。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明資料の提出を受け、各課ごとに慎重に審査いたしておりますが、ここでの細部にわたる報告は省略し、前年度当初予算と比較をしながら、意見、要望のありました事項を中心に報告してまいりたいと思います。
まず、5款労働費におきまして、5,947万9千円が計上されております。前年度に比較して51万7千円の減額となっております。
予算内容といたしましては、緊急地域雇用創出特別基金事業に伴う公共施設等環境整備事業委託料1,301万4千円を初め、高年齢者就業機会開発事業費においてシルバー人材センターに係る補助金が、また、勤労者総合福祉センター費においては管理委託料がそれぞれ計上されております。予算的には別段異議なく了承いたしております。
次に、8款土木費におきましては、21億1,703万9千円が計上されております。前年度に比較して7億7,583万8千円の減額となっております。この減額の主な要因は、今年が統一地方選挙の年に当たり、骨格予算によるためであります。
予算内容といたしましては、改良住宅建設費では、松原第1地区102戸の改良住宅建設工事等で12億101万7千円が計上されております。また、星美台分譲に係る経費4,335万5千円のほか、住宅管理費では住宅管理公社への管理事務委託料等が計上されております。都市計画費のうち街路事業費では南大通り線事業負担金が、国土調査費では地籍調査支援事務システムの委託料等がそれぞれ計上されております。
委員会といたしましては、都市計画費に関して都市計画街路が決定されて以来、長い期間が経過していることから、見直しが必要なところは見直しをするよう要望いたしております。また、下水道事業に係る職員の適正配置について意見があっておりました。
次に、11款災害復旧費におきましては、土木費と同様、骨格予算のため1千円の仮設予算にとどまっております。
最後に、14款産炭地域振興費におきましては、35億5,455万7千円が計上されております。前年度に比較して1億7,004万7千円の減額となっております。この減額の主な要因といたしましては、就労人員の減少によるものであります。
予算内容といたしましては、産炭地域開発就労事業暫定就労事業費では、昨年度に引き続き大浦団地造成工事と白鳥公共用地造成工事を実施する経費として9億530万2千円が計上されております。また、特定地域開発就労事業費でも、昨年度に引き続き田川中央総合スポーツセンター造成工事等を実施する経費として26億4,925万5千円が計上されております。予算的には別段異議なく了承いたしております。
以上、審査の概要を報告いたしましたが、当委員会に付託を受けました関係分につきましては、審査の結果、意見、要望を付し原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(田丸 雅美 君)
ただいま各委員長の審査結果の報告が終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑の通告があっておりますので発言を許します。田尻新一議員。
○議員(田尻 新一 君)
産業経済委員長の報告に幾つかお尋ねしたいと思います。それで、今日は質疑の通告をしておりましたから、それに沿ってしたいと思います。確かに、今、委員長の報告は、私の印象では、できない、やれない、お金がないのが中心だったような気がしますが、それは私の今の感想です。
それで、私の委員長の報告に対する質疑の1つは、4月の1日からバスが廃止になる。すると、かわりの措置をとるべきか、とらないべきかの審議はどうなりましたかというのを1つ聞きたい。とるか、とらないかの問題なんですね。
それから、2番目は、バス対策の庁内検討委員会が11月1日にスタートしましたが、これは産業経済委員会と相談して決めたのか、それとも全然別個で決まったのか、これを2番目にお尋ねします。
3番目が、第4回のバス対策協議会が14年、去年の9月27日に行われました。このときは随分細かく審議したんですね。その審議の目的は、4月の1日に向けたものだというのは、これは明確です。私、ここにそのときの資料を全部持ってきてますが、バスの走る距離から、コースから、お金から、そして初期費用から、全部算定しております。それで、この第4回バス対策協議会で決めた、あるいは協議した4月1日に向けてのスケジュール、それとこの審議がどういうふうにされたんでしょうかと、第4回のバス対策協議会は、4月1日に向けて明らかに論議をして、結論を方向づけたと私は理解しておるんですが、そのことについて審議はどうだったんでしょうかというのが4番目。
5番目が、バス対策協議会の答申を受けて具体化することが産業経済委員会の審議の役割だと私は思うんですが、答申を受けて、そして答申に基づいて、その答申を出すときには、もちろん産経の委員長も入っているわけですから、その当事者としてまとめたわけですから、この答申が出た、市長が受けた。それに基づいて産業経済委員会の審議、そして役割というものが私は問われたと思うんですが、そのことについては、いかが審議されたんでしょうかというのが5番目。
それから6番目、庁内検討委員会の中間まとめ、これは答申のスケジュールに全く沿ってない。それは、なぜそうなったのでしょうかということを産業経済委員会で審議を、その辺どうされたんでしょうかということです。というのは、中間まとめと答申のスケジュール表とは、もう天地の違いがあるんでね。答申ではこういうふうになっておりましたよ。市営バス事業開始までのスケジュールについて、運行許認可事業ではということで、路線ルートの決定は9月、10月、バス対策協議会は、9、10、あるいは12、1、3月の各月に行うというスケジュール。市営バス運行にかかわる条例の制定事務は10月から12月にする。国・県等への申請手続は10月から3月にかけてする。5、バス料金の設定は、10月から11月にする。こういうことですね。こういうふうにスケジュールも立てて、4月1日に向けたものがあるにもかかわらず、庁内検討委員会が検討した結果、中間まとめでは、似ても似つかないものが出てきたというのは、なぜだろうかというのでお尋ねしたいと思います。
委員長に申しわけありませんが、最後に西鉄バス路線の一部区間廃止反対に対する請願書についての審議は、どうなったんでしょうかと。継続になったんであれば、これは当然審議未了、廃案ということになるんですが、あわせて審議の結果をお願いしたい。
以上ですが、どうぞよろしく。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(田丸 雅美 君) 産業経済委員長。
○産業経済委員長(古木 英憲 君)
まず、田尻議員へたくさんの質問と事前通告を感謝します。
4月1日からの代替措置をとるか、とらないかについて、どのような審議がなされたのかということでありますが、執行部からは、庁内検討委員会で、まだ結論が見出せていない状況であり、4月1日からの運行については困難であることは委員長報告で報告したとおりであります。
2番目に、議員御指摘の11月1日、田川市バス事業庁内検討委員会が発足し、この発足が当委員会に相談のない発足であったということについてであります。昨年11月13日に当委員会で田川市バス対策協議会の答申について報告を受けるとともに、今後は、田川市バス事業庁内検討委員会で検討を行っていく旨、報告を受けたところであります。当委員会では、このときには、この委員会がいつ発足するのか、もう既に発足しているのかなどの質問はあっておりません。実際、発足したのが11月1日であったとしても、第1回目の開催は11月19日であり、当委員会としては、実際に開かれる前に報告があっていることから、特に問題視してはおりません。
3番目に、第4回田川市バス対策協議会の協議結果でありますが、当委員会では報告を受けておりません。通常、このような協議会が設置され、その協議結果については逐一関係の委員会に報告は行われていないという報告を受けております。このような協議会が一定の方向性なり答申がまとまった場合に、報告があると考えます。当委員会では、11月13日に田川市バス対策協議会の答申の報告を受けたところであります。ただ、私はこの田川市バス対策協議会の委員として選出され、出席していましたので、協議結果の情勢の変化があったかどうかについて報告いたします。
第4回田川市バス対策協議会の協議内容は、議員が述べられたような循環コース案及び経費試算について検討を行いました。経費試算は、ランニングコスト及び初期投資について特定財源等、考えられる財源を充当したものであります。過疎債が7割、特別交付税が80%、その中でランニングコストは特別交付税で措置されることになるわけでありますが、特別交付税は内訳がはっきり見えない分があるため、理論計算であり、現時点で情勢の変化はありません。
次に、市営バス事業までのスケジュールについて審議はどのようになされたのかについてでありますが、田川市バス対策協議会に提出されたスケジュール案については、産業経済委員会では報告は受けておりません。当然、審議されておりません。
次に、バス対策協議会の答申を具体化することが産業経済委員会の役割だと思うがについてであります。委員会並びに執行部としても、請願も出ており、答申を具体化することは当然の役割だと思っております。しかし、この問題は非常に難しい問題であり、すぐに結論が出せない状況にあることは委員長報告の中で申し上げたとおりであります。
庁内検討委員会の中間まとめは、ここでスケジュールに全くそぐわないものになっている。なぜこのようになったかについてでありますが、私、個人的には田川市バス対策協議会委員としての発言をさせていただければ、第4回の田川市バス対策協議会に提出したスケジュール案については、議員が申されたとおりであります。しかしながら、第5回の田川市バス対策協議会で答申後、庁内検討委員会で詳細に検討を要することから、循環バスとの調整のため平成15年4月実施は困難な状況となり、前回のスケジュール案は訂正を行ったと思われます。個人的な意見は控えさせていただきます。
請願者の4,450名の思いは、執行部としては、さまざまな角度から検討を行い、4月1日からの実施については困難な状況であることについては、委員長報告や、さきの一般質問の執行部答弁の中で述べたとおりであります。委員長報告の最後に申しましたように、実施するには住民の応援や支援など、熱意がなければ市だけでは行えるものではないと思っております。1日の乗客数が限りなく少ない状況での実施は大変困難であります。
次に、請願の取り扱いについてであります。当委員会に提出されております請願第51号「西鉄バス路線の一部区間廃止反対に関する請願」は、さらに慎重に検討を行うべきものであることから、委員会としては継続審議としておりますが、我々の任期5月1日をもって審議未了、廃案となりますことは御承知のとおりであります。改選後に新たに同趣旨の請願の提出があれば、さらに審議を行っていくことになると思います。
最後に、委員長の心情についての披瀝を求められましたが、交通弱者と言われる方々が一人でもおられることは、私個人といたしましても大変心が痛むものであります。しかし、田川市の財政状況、今後の西鉄の撤退等を考えると、アリの一穴で将来幹線を除く全地域で市が同じ問題を抱え、経営していくようなことになれば、大変なことになると考えます。結論といたしまして、地域全体が本当に必要であるとするならば、責任ある誘致活動を行う心構え、また仮に運行できたときに年度を決めて継続、廃止、中止を決定できるような機関の設置をしながら、この問題にかかわっていきたいと考えておりますが、個人的な心情といたしましては、本当に申しわけないと考えておりますが、現在のような状況から実施は困難であると考えております。以上です。
(「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(田丸 雅美 君) 田尻議員。
○議員(田尻 新一 君)
今、委員長の胸の内は最後に一言ありましたが、私たちは議会人として行動をとり、責任が審議がされているというのは、お互い言うまでもないことですから、もうこれでとどめますが、今、委員長が報告の中で、私、忘れんうちに1つ聞いておきたいのが、スケジュール表については、庁内検討委員会の報告を受けてないから産業経済委員会としては審議をしてないと、それはわかりましたが、してないということはわかりましたが、日程を延長したという修正をしたという今話がありましたが、それは事実かどうかだけ、ちょっと思い起こしていただきたいなという気がしております。
なぜかというと、問題は4月1日に向けて何をしたかなんですよ。4月1日に向けて答申が出た。市長が受けた。庁内検討委員会ができた。産業経済委員会が報告した。その間に議会で本会議質問もあった。4月1日に向けてすべての論議が行っておかなければいけなかったんです。それが行かなかったんです。どこでとまったのか。庁内検討委員会じゃないですか。
それで、委員長、先ほど私の質問項目の中で幾つか報告が来てない、あるいは検討委員会から話が来てない。検討委員会のことがたびたび出ましたよね。私、検討委員会がどういう検討をされたのか、自分なりにちょっと、申しわけないんですが、推測してみました、推測を。香月議員さんも指摘しておりましたが、10月の25日に起案書を商工課長がつくって、市長の決裁をもらった。11月の1日に検討委員会を発足させました。こう来たんですが、庁内検討委員会を発足させると同時に、その答申が当然来るわけですね。それで11月1日に発足して、11月19日に1回目の会議をしました、1回目の会議。このときは庁内はそんなに際立った会議はないんです。
ところが、12月6日の第2回の会議は、さまざまな会議がありました。私が、ちょっと今日聞いただけでも、いろんな会議がありました。これは市長の日程で申しわけありませんけどね、12月6日は午前中、本会議がありました。そして、その後、代表者会議があります。人件議案の提案がありました。午後は消防の会議がありました。2時から庁内の会議がありました。その後、施設組合の会議がありました。これずっと続きました。それで12月6日のこの庁内検討委員会は、一体どのぐらい時間をかけて、どういう審議がされたのか、決定的だと私は思います。なぜなら、その後、2月3日まで全然開いてないんですから、休んでる、2カ月間。11月19日に第1回目の検討委員会を開いて、11月19日ですよ。そしてその後、12月6日に2回目を開いて、実質2回目開いて、で、1月、2月、2カ月間何にもやってないんですよ、検討委員会は。こんなにさぼる検討委員会があるんですかね。私は無責任極まりないと思いますよ。
さっきの委員長の報告を聞きながら、大事なところは委員会に報告しないで、そしてお金がない、お金がないと言いながら、今、古木委員長が言いましたように、もう細かく言いませんよ。第4回の検討委員会のときに、さっき言いました過疎だとか、特別交付税だとか含めて、バスの購入費、案内板、備品購入費含めて、田川市の負担は200万円じゃないですか、ここにあるのは。200万円ですよ。これが多大な経費ですか。そして、そのランニングコストのところもありましたよ、ちゃんと。ランニングコストのところも、運行業務委託費、委託した場合で、特別交付税が8割来て、一般財源は224万6千円じゃないですか。これが多大な経費ですか。第4回検討委員会の資料を見て言っているんですよ。それで、その後の事情の変化がありましたかということを、私はあえて聞いているんですよ。
それで、この間ここで一般質問のときに、中須賀経済部長がよくもしゃあしゃあと冷やかに、冷淡に答弁できたなと。私は極めて冷やかに見てましたよ、あなたの答弁を。これが一部の市民という位置づけで、しかも検討委員会というバス対策協議会の答申を受け、それをないがしろにして、ねじ曲げて、4月1日はあいまいにして、何もかも崩してしまって庁内検討委員会は何を論議したんですか。この説明は、市民に対してすべきじゃないですか、説明責任を。私は、そう思いますよ。
それで、もうこれは質問通告してませんので、これ以上言いませんが、庁内検討委員会の修正をされたと、この4月1日を延期したということについて、委員長、どうなんでしょうね。例えば4月1日から代替措置をとるか、とらないかについても、これ検討委員会待ちだと、こう言いましたね、さっき委員長報告で。4月1日の大事な期限については検討委員会待ちだということを言いました。そして、代替の見通しも立っておりませんということなんですけれども、最後の答申のスケジュールに全くそぐわないことになってしまったのはなぜかという私の質問に対して、それは庁内検討委員会が修正をしたんではないかという答弁を先ほどしたんですが、そのことをひとつお聞きしたいと思います、大事な問題ですから。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(田丸 雅美 君) 産業経済委員長。
○産業経済委員長(古木 英憲 君)
1番目のスケジュールの変更についてお答えいたします。田尻議員御存じのように、庁内検討委員会が変更したということを私ども委員会は思っております。ただ、それも私感ですが、対策協議会が出した案が、私ども対策協議会の委員としては、すんなり市長に答申され、それがある程度修正されてでもおりてくるものだと考えておった委員です。だがしかし、庁内で検討委員会ができ、いろんな角度からの検討をされた結果、変更になったものと考えます。
4月の1日の代替については、今、議員が言われたように、庁内検討委員会の結論が出てないということで、私ども産業経済委員会としては突っ込んだ議論にはなっておりません。以上です。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(田丸 雅美 君) 田尻議員。
○議員(田尻 新一 君)
今、委員長の答弁をいただきましたが、私は、かつてなく今度の行政の執行部の対応には怒りを覚えております。禁じ得ませんね。とにかくバス対策協議会がまとめたのは、こうでしょう。「地域住民の通学、通勤等、生活交通を確保するため、バス路線を存続・確保することが必要である。したがって、市はバス事業の具体化について早急に検討すべきである」、これがまとめの文章でしょう。経済部長、これが文章でしょう。それをあなたは何で配慮すべきなり、「配慮」に切りかえたんですか、勝手に「配慮」に切りかえてしもうて。答申は「早急に検討」なんですよ、4月1日に向けて。あなた方の検討委員会では「配慮」に切りかえたんじゃないですか。何ですか、これは。そして、今、委員長の報告が私聞きましたけど、中須賀部長が私に答弁したこととちょっと違うんですよ、大事な点で。もう言いませんけれども、私、テープで何度も何度も聞いたんだから、あなたの声を。
そして、お金の問題だって、私が言うまでもないでしょう、もう。ここに立派な資料があるじゃないですか、ここに、ランニング計算したのが。あなたが言う膨大な計算、多大なお金というのは、どこを差して言っているんですか、どこを差して。そして、私もう終わりますが、お金のことを言うんなら、アグリで1千万円やめたらどうですか、アグリで1千万円を。県も、田川市で500万円出したじゃないですか、調査費で。それでNEDOから500万円持ってきたでしょう、NEDOも税金でしょうが。合併協議会で職員4人配置して、幾ら人件費を使いましたか。あなた方は自分が使っているむだ遣いについては何の痛みも感じないで、市民が要望したら、それは一部だ、一部だと言って聞き入れようとしない。そんな本末転倒な行政がありますか。もう少し地方自治法を読んで、公務員として全体の奉仕者として、みずからが果たしている役割を勉強してやってください。
本当にもう今、今度のバス対策協議会については、4,500人の署名の方々の思いも、全く痛みもわからないで、こういう行政をする部分が役所の中には一部あるんだというのを肝に銘じて、私は今日ここであったことを、そのまま住民の方にお知らせします。中須賀経済部長はこう言いましたと、そのまま伝えますよ。そして、市民に判断してもらいます。その田川市政は、それでよかったのかと。確かに福祉の問題では、保育料の現実対応の問題、介護保険については、老人福祉年金については、少し軽減しよう、こういう話もあったりしております、前進もしておりますが、極めて今度のバス対策については、検討委員会が果たしている役割というのは、有害極まりない。そして、田川市バス対策協議会は、今、休止状態、まだ生きているんです、これ。そういうものも片一方で放置しながら来たということについて、終わります。
それと、私、議長に1つだけお願いしたいことがあります。この間、質問のときに滝井市長と24年間ここでいろいろやり合ってきたということで、私が質問を40数回と言いましたけれども、63回の間違いでした。その訂正と、それから自由民権で植木枝盛の話をしましたね。植木枝盛氏のあれは、私は市長の未来ということで、あのときに「その胸中に未来がある者、これを青年という」と、こう言いましたけれども、帰って本を見たら、逆になってました。未来がその胸中にあるもの、これを青年という」というふうに、ちょっと後先になっておりましたので、これは植木枝盛氏自身の私の間違いはわかったら正しておかないと、滝井市長にも失礼だし、皆さんにも迷惑をかけるということで、これの訂正をお願いしたいということで、委員長報告に対する私の質疑を終わらせていただきます。改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。
○議長(田丸 雅美 君)
今、田尻議員から申し入れがありました議事録の訂正はさせていただきます。
(「議長」と呼ぶ声あり) 市長。
○市長(滝井 義高 君)
いわゆる過疎地におけるバス問題については、答申のとおり、やはり4月1日を目指してやる方向で検討しなきゃならんと思っております。ただ問題は、いろいろ財政上が苦しいとか、いろいろ言っておりますけど、やはり一人は万人のために、万人は一人のために、やはり頑張っていく必要があろうと思いますから、なお、この問題については、4月1日に向けて、まだ10日ありますから検討を積極的にやってもらうようにいたしたいと思っております。そして、その結果があるいは5月になるかもしれませんけれども、とにかく積極的に検討して、過疎地の交通弱者に対する答えを出す必要があると思っておりますので、さよう努力いたします。ありがとうございました。
○議長(田丸 雅美 君)
以上で通告による質疑は終了いたしました。
ほかに質疑はありませんか。 (「議長」と呼ぶ声あり) 岡田議員。
○議員(岡田 啓助 君)
私は、3月7日にいろいろ報道されました税金問題ですね、藤井市会議員の市税等多額滞納問題に関して、総務委員長にお尋ねをしたいと思います。
新聞内容は、滞納額は総額で督促手数料も含め5,138万円あるという報道です。それはそれでいいんですが、新聞報道の中で固定資産税は5年間の猶予を市にもらっているということ、それと、この間は延滞金加算は市が免除してくれるというふうに藤井市会議員みずから答えています。それで市民の方からは、この新聞紙上によると、不況でも庶民の税金はしっかり持って行かれるのに、議員バッチがあれば、市はこれほど甘いのかという指摘がなされています。
私も100条委員会の委員長として調査をした中で、市の徴税姿勢の弱点も指摘をし、今後そういうことのないように一般市民と格差があってはいけないと、そういう徴税の方法に改めなさいという指摘もしたところですが、市は本当にこのとおり、私はこういうふうに言ったつもりはありませんけれども、市は延滞金を本当に免除するのかどうか。それと5年間の固定資産税の猶予を与えたのかどうか、これは猶予を与えるということは、私、100条委員会の中では、そんな猶予を与えるということを決めたことも、言われたこともありませんので、その5年間の猶予と延滞金の加算については免除をするというのは、一般市民の滞納に対してとれる措置なのかどうか。その比較をぜひ論議をしておれば、一般論としてですよ、論議をしておれば教えていただきたい。
もう1つは、この中に書いているのは、土地などが売れれば払うと、売れなければどうするのかということになるんですが、そういった論議がされたかどうかお尋ねしていきたいというふうに思います。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(田丸 雅美 君)
総務文教委員長。
○
総務文教委員長(佐々木 一広 君)
岡田議員さんの質問にお答えしたいと思います。
この延滞金の問題、滞納者の対策の問題については委員長報告でも述べましたが、悪質な滞納者については適切な措置を講じるように、本税以外の滞納金を免除することがないように要望いたしております。
この問題、非常に微妙な問題でございますので、この点については、免除等、あるいは猶予ですね、固定資産税の5年の猶予、延滞金の免除と5年の固定資産税の猶予について、新聞報道ではそのようになっているということでございますが、この点については執行部の方からお答えさせていただきたいと思います。以上です。
(「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(田丸 雅美 君) 総務部長。
○総務部長(福山 春彦 君)
税を所管します総務部長がお答えいたします。
まず、延滞金の免除の話ですけれども、そういうことは全く考えておりません。当然、延滞金は延滞金で納めていただくということになります。
それから、5年間の執行を猶予するというお話などは、全く市が約束したことはありません。これは御本人が提出されました納税計画書がございまして、その納税計画書のとおり、私どもは納税していただくというふうに考えております。また、それが履行できるように、徴税の姿勢を強めて努力してまいりたいと思っております。
(「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(田丸 雅美 君) 岡田議員。
○議員(岡田 啓助 君)
それで明確な答えをもらってありがたいんですが、それで、こういうふうに報道されると、市は特別扱いしとるということになりますし、はっきりさせておくべきだったというふうに思って質問させていただきました。
○議長(田丸 雅美 君)
ほかに質疑はありませんか。 (「議長」と呼ぶ声あり) 日高議員。
○議員(日高 信子 君)
今日が1期最後ですので、私も産業経済委員長に一言だけお聞きしたいことと、全体的にわたりまして、意見、要望を申し上げたいと思います。
先ほどの産業経済委員長の説明の中で、初期投資の莫大さ、大きさという言葉を出されました。また、市民がお互いに痛みを分かち合わなければならないという、何とまあ、片一方では無関心なことが、片一方では、それをいわゆる説明にしていると申しましょうか、私は、やっぱりそういう説明を聞きながら憤りを感じました。
本当に今までの、ある意味では無計画なこの田川市の行政のいろんな進め方が、例えばくどいと言われるかもしれませんが、あの市立病院の初期投資の莫大さ、そしていわゆる構造、そういういろんなものを考えない、それが今日、一般財政から、また1億7千万円も借りないといけないという、この現実と、また6億円近い不良債務、例えばこの本市を見回しましたときに、本当にお隣の飯塚さんと比べましたら、本当にこのまちは段差が大きいんですね。あるところでは、伊田のまちが見渡せる、とにかく段差が多いまちなんです。そういう中で特に高齢化が進んでいる。
そして建っている公共施設を見ますと、てんでばらばら、市民会館、いろんな石炭資料館、また病院、図書館、とにかく本当に高齢社会に伴って足が必要なんです。そうしたこの段差の多いという、いわゆる特異性、特徴、こうしたものをもっともっと以前から先見性を持って、そうした交通網ですとか、人々のいわゆるそういう利便性が考慮されないといけなかったと思うんですね。本当に泥縄式よりも、まだ悪い、もう縄なんてない、本当にそういう気がいたします。例えば城山団地の方向の方たちが少人数といえども、足が、このバスが通らないことによって不便になります。すると市立病院には通えないわけですか。どうして通うんですか。市立病院なんですよ。東の方々の病院じゃないんですよね。
そのように、もう多くは申しませんが、本当に私は過去にも一般質問にも申し上げてきました。行政がやる事業、いろんなことが後々に評価制度をつくってくださいと、評価していかないといけない。また、その前に、工事を決定したり、事業を決定するときに、その必要性ですとか、道義性ですとか、そういうことをもっと一般市民の方が参入して論議して、決定してほしい。今まで本当に行政サイドばかりでやってきて、そして気がついたら、これからの田川市民は不安材料が多過ぎますよ。そして、ここに至って市民がお互いに痛みを分かち合ってくださいって、今、市民に投げかけるんですか。もっと今から市民の民間の方の、いわゆる違った視点からの考えを取り入れて、もう一度予算編成、今まで24年間ずっと、やはりもう固定観念でやってきたところも多いと思います。もっと違った目から見ていただいて、本当にそれが必要なのかどうなのか、もっと根幹から、抜本的からそうした予算編成ですとか、そういうあり方を今後見直していかないといけないと思います。
それで、産業経済委員長に市民がお互いに痛みを分かち合う必要があるというのは、どういう痛みを分かち合うのか、一言お願いいたします。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(田丸 雅美 君) 産業経済委員長。
○産業経済委員長(古木 英憲 君)
日高議員の質問にお答えいたします。委員会の質問については、20分の1ぐらいですので、後は執行部の方に。
市民が痛みを分かち合うという、痛みを分かち合うような言い方をしましたかね。してないと思いますがね。そういう言い方でなく、「運行を希望される地域の方が責任のある誘致活動を行う心構えが欲しい」という、それと委員会についての数千万円の話がありました。初期の設備投資に何千万円もかけ、私のもう一回繰り返しますが、当初から赤字という予測のもと、赤字額が増大していくような事業経営は決して行えるものではないと考えますというのは、これは委員会の考え方です。以上です。
あとは執行部の方に。
○議長(田丸 雅美 君)
日高議員さん、執行部の答弁要りますか。要望でいいですか。
ほかに質疑はありませんか。 (「議長」と呼ぶ声あり) 佐藤議員。
○議員(佐藤 俊一 君)
建設労働委員長にお尋ねします。市道認定、補正予算のときに関連して、お願いをして、要望しておりました問題なんですが、星美台住宅を分譲するということで、市立病院のところに今分譲してますが、そこから夏吉の直方バイパスに抜ける道が開通いたしまして、棚木のところで交差する交差点で交通事故が頻繁に起こっているので、交通安全対策を何らか検討しなければならないので、安全対策について審議していただけないかという要望をしておりましたけど、その審議結果というのがどのようになったのかお尋ねをいたします。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(田丸 雅美 君)
建設労働委員長。
○建設労働副委員長(原口 秋良 君)
佐藤議員の質問にお答えいたします。
このことは、委員会で十分審議をいたしました。執行部に早急に信号機の設置を、つけるように要望いたしております。
○議長(田丸 雅美 君)
ほかに質疑はありませんか。 (「議長」と呼ぶ声あり) 藤井議員。
○議員(藤井 亀夫 君)
先ほど共産党の岡田議員さんから税の問題で厳しく指摘を受けました。
確かに私は、悪かったと何回も議会にも、行政にもおわびしております。その結果、特別委員会が設置されました。(
なぜならば、税金問題は、私がバッチを光らせて払わなかったわけでも何でもない、16年間、その前は私は多額の納税をしております。上がってきて、やっぱり議員である以上は、議会におる以上は、やっぱり行政に目を開かせてやらせなくてはならんというのが議員の務めでございます。それで税の見直しをしなさいということで、長年、私はやってきたわけでございます。
この前の一般質問でも言いました、私は。縦割り行政で非常に困ると、農地一つを多目的に使う場合においても、やはり用地買収した土地が分筆、測量、そして名義変更してないばかりに、何十年、40年ですね、坂田市長から滝井市長、2代にわたってやってない。そして滝井市長も、もう既に今度は出られないということでございます。また、次の市長になって、それができるかどうか、これはわかりませんが、もう予算をとるときには、国から補助金をもらっております。事務費、経費、測量費、全部入っております。それをなぜやらなかったと。返しましたと。返した証拠はどこにあるんですか。ほかに流用してないですかと、その答えは出さないで、課の違う部長さんに報告させて、非常に残念でたまらんです。その結果、部長も資料を提出しますというが、もう既に1カ月になろうかとしよるに、まだいまだに資料の提出がない。
何か私一人だけが悪者にされたような気がします。これは差別でございます。真実を明かすためにも、私は今度は立候補しました。市民がどういうふうな判断してくるかわかりませんが、やはりこのまま臭いものにはふたをしておけということではできません。行政の怠慢が、2,060件、私が言いました件数にもありました。それ以外にも膨大に今調査しておりますが、あると思います。
○議長(田丸 雅美 君)
藤井議員、ちょっと簡潔に願います。岡田議員は、決して指摘をしたわけじゃありません。新聞記事の報道が正確なのかどうなのかということを確認したわけですから、そこらあたりは、ちょっと勘違いしているようですから。ひとつ簡潔にお願いします。
○議員(藤井 亀夫 君)
( )
○議長(田丸 雅美 君)
藤井議員、ちょっと、もう不穏当な言葉が出ておりますので、やめてください。
ほかに質疑はありませんか。 (「議長」と呼ぶ声あり) 平田議員。
○議員(平田 芳馬 君)
総務委員長にお伺いいたします。
前議会で一言触れておりました環境エネルギーのアグリの複合事業について、どういうふうに御審議なさっておるのか、話としては、まだ執行部の手元にあって委員会には移っておりませんということは聞いておりますけれども、委員会としては、ひとつ御答弁を願いたいと思います。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(田丸 雅美 君)
総務文教委員長。
○
総務文教委員長(佐々木 一広 君)
平田議員さんの御質問にお答えしたいと思います。
環境・エネルギー・アグリ複合事業化調査事業ですけれども、これは議員御存じのとおり、昨年、検討委員会が設置されまして現在検討中でございます。補正予算の折にも報告いたしておりますけれども、明日3月19日に第5回の検討委員会が開催予定でございまして、ここで最終的な取りまとめが行われることになります。そして、報告書が作成される予定でございますので、当委員会といたしましても、その報告書の説明を受けながら、本事業の方向性については逐一報告してまいりたいと、このように考えております。以上です。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(田丸 雅美 君) 平田議員。
○議員(平田 芳馬 君)
明日、会議を開いて、その経過については逐一報告するということですから、アグリについては、ひとつそれなりの報告をさせていただきますが、米の現状を少し皆さんに御理解いただいて、早々なアグリの計画をひとつ実現するための努力をしていただきたいと思うんです。
御承知のように、米の生産調整計画が出たのは、1970年ですから、言うならば33年前から、ずっと米の調整をやっておるんですね。減反政策をやってきてました。じゃあ、その減反政策、33年前から、昔からやっておりますから、減反政策の当初は市役所なり、農協が一生懸命減反数を割り当てて全量を買い上げてまいりました、農協が。その前は、お米のなかった時代ですから、私は、48年間、今日もごあいさつさせていただきますけど、議員の中で33年前ということ、15年間は全量買い上げだったんですよね。だから、そのための全量買い上げが続くもんですから、これでは政府の農林省も予算がもたんという形で生産調整に入ってまいりました。
生産調整に入って、現状まで来ておりますが、その現状まで来て、昨年ごろから減反政策の大転換をしておるんですね。具体的に言いますと、2004年から販売実績に応じて生産を割り当てると、だから、つくった米売ることによって今度は割り当てるという形に変わってきます。今までは、減反してつくった米は、全部農協が買い上げて、政府が保管しておりましたけれども、それでは、もう米が余ってしょうがないと。8年度からは生産調整方式をやめてしまうんですよね。だから、自分でつくって、自分で売って生産調整をしていかなきゃならんという段階に来ておるんです。そうなってくると、現状の農家が米をつくって、生活できる体制というのは30ヘクタールから50ヘクタールというふうに言われております。ところがもう高齢化になり、後継者がおりませんので、そういうふうに、田川はやっと鉱害復旧で立派な田んぼになったにかかわらず、農業経営が成り立たんという現状がもう8年から具体的な形で出てきます。
特に、10年前、ウルグアイラウンドという難しい名前の米のアメリカからの申し入れで部分輸入をすることになりました。そのときは輸入する米に対して関税をかけておりましたから、その関税をかけたことで、やっと日本でつくる米との相場を保ってきたと。その関税は490%と言われております。それほど高い関税をかけて、やっと日本の米が太刀打ちできる体制になるんです。それがもう8年からなくなっちゃうんですね。そして、アメリカは、今度の新しいラウンドで、今年の2月の14日の新聞ですか、この490%の関税を25%に下げろと言っているんですね、25%に下げろと、関税が高過ぎると言っておるんです。そうすると25%に下げられたら、もう太刀打ちできません。農林省の方で、中央の方で半分、言うならば120%に下げたところで、米を計算してみましたら、米国の米で300円です。中国の米が280円と言われております。日本では298円が生産原価なんですよ。それに流通経費等をかけますと、どうしても360円にはなると書いておりますから、だから、もう百姓をして飯を食っていくという段階は、もう米だけじゃもうどうもなりません。
そうなると言うならアグリ複合計画の中における有機養液栽培生産方式というのが、今度のアグリ複合事業化について検討されております。そういう高度な、言うならば栽培技術に対して、そして米と併合していくという形以外には、この田川の田んぼを生かしていく方法はないという気がします。それも具体的な形で、そういう関税、値下げについて話があっておりますから、だから、私はアグリ複合事業というのは、120億円か、150億円ですか、その金額は、これは到底、田川市が出せる筋合いでもございませんが、少なくとも早々に調査をしながら、ひとつ複合農業が経営できる体制、言うならば有機養液栽培生産方式というのを具体的にひとつ田川の皆さんに教えてもらうと、そして、米と重複しながら栽培形態を保っていく以外には方法はないということでございますだけに、私は、むしろアグリ計画を早々に促進させていただきたいという形で意見を申し上げておきますので、それはひとつ執行部の方も十分検討していただくことをお願いして終わります。
○議長(田丸 雅美 君)
ほかに質疑はありませんか。 (「議長」と呼ぶ声あり) 岡田議員。
○議員(岡田 啓助 君)
今、私が委員長報告に対する質疑を行いました。今の時間は、委員長の各報告に対して答弁を求めるということで行われていると思います。
私の委員長報告に対する質疑に対して藤井議員の方からいろいろ言われましたけれども、こういうルールは、私はここの場ではないというふうに思いますので、今日の取り扱いについては、議会運営委員会で十分審議をしていただきたいというふうに要請をしておきます。
○議長(田丸 雅美 君)
ほかに質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第9号に対する各委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第9号「平成15年度田川市
一般会計予算」は、原案のとおり可決されました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第3議案第10号「平成15年度田川市
国民健康保険特別会計予算」から日程第6議案第13号「平成15年度田川市
住宅新築資金等貸付特別会計予算」までの各議案を一括議題といたします。
厚生委員長に一括審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり) 厚生委員長。
○厚生委員長(香月 隆一 君)
当委員会に付託を受けました議案第10号「平成15年度田川市
国民健康保険特別会計予算」から議案第13号「平成15年度田川市
住宅新築資金等貸付特別会計予算」につきまして、各議案を一括して審査結果を報告いたします。
まず、議案第10号「平成15年度田川市
国民健康保険特別会計予算」では、歳入歳出それぞれ56億2,691万8千円が計上され、前年度当初予算額と比較して2,862万円の増額となっております。
まず、歳出につきましては、療養給付費等で31億4,736万6千円、高額療養費で4億2,800万円が計上されたほか、老人保健拠出金、介護保険の第2号被保険者にかかる介護納付金などが計上されております。
一方、これに対する歳入につきましては、国民健康保険税で12億8,771万1千円、国庫支出金で25億1,559万8千円が計上されたほか、療養給付費等交付金、一般会計繰入金などが計上されるとともに、財政安定化基金からの繰入金2億539万1千円を計上し、収支の均衡が図られております。予算的には別段異議なく了承いたしております。
次に、議案第11号「平成15年度田川市
老人保健特別会計予算」では、歳入歳出それぞれ72億78万8千円が計上され、前年度当初予算額と比較して8億3,590万円の減となっております。
まず、歳出につきましては、医療給付費の70億5千万円が計上され、昨年に比べ9億2千万円の減額となっております。この減額の主な理由につきましては、1人当たりの医療費が平成14年度の見込みを下回ったことによるものと、昨年10月からの医療制度改革により対象年齢の引き上げによる対象者数の減少と自己負担の1割導入による受診抑制等によるものであります。
一方、これに対する歳入につきましては、支払基金からの医療費交付金45億9,950万円、国・県支出金並びに一般会計繰入金などが計上され、収支の均衡が図られております。予算的には別段異議なく了承いたしております。
次に、議案第12号「平成15年度田川市休日
救急医療特別会計予算」では、歳入歳出それぞれ8,748万7千円が計上され、前年度当初予算額と比較して228万3千円の減となっております。
まず、歳出につきましては、医師等の賃金や薬品費を主とする一般管理費などで8,727万7千円が計上されております。
一方、これに対する歳入につきましては、診療費事業収入4,535万7千円、町村負担金2,419万2千円のほか、一般会計繰入金などが計上され、収支の均衡が図られております。
次に、議案第13号「平成15年度田川市
住宅新築資金等貸付特別会計予算」では、歳入歳出それぞれ1億9,318万9千円が計上され、前年度当初予算額と比較して726万6千円の減となっております。
まず、歳出につきましては、起債償還元金及び利子など1億6,520万7千円が計上されております。
一方、これに対する歳入につきましては、貸付回収金1億796万円及び県補助金5,108万5千円などが計上され、収支の均衡が図られております。
委員会といたしましては、貸付金の回収に当たっては、執行部はきめ細かい対応をしながら鋭意努力されておりますので、今後とも引き続き回収に全力を挙げるよう要望いたしております。予算的には別段異議なく了承いたしております。
当委員会に付託を受けました議案第10号「平成15年度田川市
国民健康保険特別会計予算」から議案第13号「平成15年度田川市
住宅新築資金等貸付特別会計予算」までの各特別会計予算につきましては、慎重審査の結果、要望を付し、いずれも原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(田丸 雅美 君)
ただいま厚生委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第10号に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第10号「平成15年度田川市
国民健康保険特別会計予算」は、原案のとおり可決されました。
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次に、議案第11号に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第11号「平成15年度田川市
老人保健特別会計予算」は、原案のとおり可決されました。
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次に、議案第12号に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第12号「平成15年度田川市休日
救急医療特別会計予算」は、原案のとおり可決されました。
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次に、議案第13号に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第13号「平成15年度田川市
住宅新築資金等貸付特別会計予算」は、原案のとおり可決されました。
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次に移ります。
日程第7議案第14号「平成15年度田川市等三線
沿線地域交通体系整備事業基金特別会計予算」を議題といたします。
産業経済委員長に審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり) 産業経済委員長。
○産業経済委員長(古木 英憲 君)
当委員会に付託を受けました議案第14号「平成15年度田川市等三線
沿線地域交通体系整備事業基金特別会計予算」につきまして審査結果を報告いたします。
本年度の予算は、歳入歳出それぞれ12万2千円が計上されております。
本案につきましては、別段異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(田丸 雅美 君)
ただいま産業経済委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第14号に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第14号「平成15年度田川市等三線
沿線地域交通体系整備事業基金特別会計予算」は、原案のとおり可決されました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第8議案第15号「平成15年度田川市
水道事業会計予算」を議題といたします。
建設労働委員長に審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり)
建設労働委員長。
○建設労働副委員長(原口 秋良 君)
当委員会に付託を受けました議案第15号「平成15年度田川市
水道事業会計予算」につきまして審査結果の報告をいたします。
初めに、業務予定量でありますが、給水戸数は2万3,500戸、年間総給水量は670万立方メートル、1日平均給水量は1万8,356立方メートルと見込み、本年度の事業計画が立てられています。
それでは、予算内容など審査の概要につきまして、前年度当初予算と比較しながら概略報告をいたします。
まず、収益的収支についてでありますが、収入においては、収益の大宗をなす給水収益で11億1,240万円、その他の営業収益で706万円、また、他会計負担金や受託工事収益、施設使用料等の雑収益などの営業外収益で4,529万9千円の計上となっており、前年予算に比較いたしまして7,190万2千円減の11億6,475万9千円が計上されております。減額の主な要因としては、九州日通工の閉鎖など大口利用者の減少などによるものであります。
一方、支出においては、人件費を初め、取水浄水施設や配水給水施設等の管理経費、固定資産の減価償却費、企業債利息、受託工事費などの計上となっており、前年度予算に比較して1億392万5千円減の11億8,578万1千円が計上されております。減額の主な要因としては、設計積算システムやマッピングシステムの予算を第4条予算に組み替えたことや配水管の耐用年数が変更になったことなどによるものであります。その結果、収支差し引きで2,102万2千円の赤字が現時点で見込まれております。
次に、4条予算の資本的収支についてであります。まず、支出におきましては、前年度予算に比較しまして4億9,678万6千円増の12億1,595万1千円が計上されております。増額の主な要因は、マッピングシステム予算のほか、三井専用水道の移管に係る経費などが新たに計上されたためであります。
予算内容といたしましては、まず、一般建設改良費では配水施設等の建設改良のため2億3,058万5千円が計上されております。次に、三井専用水道に関する閉山水道施設整備事業で、7億4,616万5千円の事業費が計上されております。このほかにも企業債償還金2億3,150万1千円が計上されております。
一方、収入では、前年度予算に比較して4億6,960万9千円増の7億4,140万8千円が企業債、負担金、補助金、加入金としてそれぞれ計上されております。その結果、収支差し引きは、4億7,304万3千円の資金不足を生じておりますが、この不足額につきましては、過年度分損益勘定留保資金等で補てんするものであります。
委員会といたしましては、予算的には別段異議なく了承いたしておりますが、住民サービスの向上に向け、さらなる企業努力を要望いたしたところであります。
このほか第5条「企業債」、第6条「議会の議決を経なければ流用することのできない経費」、第7条「棚卸資産購入限度額」につきましては、別段異議なく了承しております。
以上、審査の概要を報告いたしましたが、本案につきましては、慎重審査の結果、要望を付し原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(田丸 雅美 君)
ただいま
建設労働委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第15号に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第15号「平成15年度田川市
水道事業会計予算」は、原案のとおり可決されました。
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次に移ります。
日程第9議案第16号「平成15年度
田川市立病院事業会計予算」を議題といたします。
厚生委員長に審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり) 厚生委員長。
○厚生委員長(香月 隆一 君)
当委員会に付託を受けました議案第16号「平成15年度
田川市立病院事業会計予算」につきまして審査結果を報告いたします。
まず初めに、平成15年度の業務予定量でありますが、年間入院患者数延べ11万4,900人、病床利用率にして94%、年間外来患者数延べ28万9,100人、1日平均にしますと980人を見込んでおります。
これらの業務予定量をもとにして編成されました平成15年度予算は、収益的収支におきまして、収入66億999万9千円、支出71億980万7千円が計上され、支出額が収入額を4億9,980万8千円上回る赤字予算の編成となっております。
予算内容の主なものといたしましては、収益的支出におきまして、給与費30億8,952万5千円、薬品費等の材料費20億9,523万6千円、減価償却費8億1,809万5千円のほか、各種業務委託や医療設備等の保守点検業務などの経費、企業債償還利息などが計上されております。一方、これに対する収益的収入につきましては、入院収益及び外来収益のほか、一般会計からの繰入金などとなっております。
また、今回、平成10年度に借り入れた医療機器分の償還に加え、新たに建物本体分の元金償還が始まり、15年度に限り重複するため約2億円の負担増となることから、一般会計から1億7千万円の長期借り入れを行い償還財源に充てることといたしております。
なお、執行部の説明によれば、入院・外来とも本年4月からのサラリーマンの窓口負担が2割から3割になることにより、患者数に影響が出ることが見込まれるため、医業収益を減額して計上しているとの説明があっております。
また、先日の一般質問の際、田尻議員から質問がありました昨年10月に実施された老人医療における一部負担金の改定による市立病院への影響につきましては、患者数や稼働額については、いずれも前年同期を上回っており、今のところ市立病院への影響は見られないとの報告があっております。
次に、資本的収支におきましては、収入6億4,602万2千円、支出7億410万4千円が計上されております。
予算内容の主なものといたしましては、資本的支出におきまして、企業債償還金6億8,403万円が計上されております。一方、これに対する財源といたしましては、一般会計負担金4億5,601万9千円のほか、先ほど説明いたしました一般会計からの借入金1億7千万円などとなっており、収入額が支出額に対し不足する額5,808万2千円につきましては、一時借入金で措置することとなっております。
それでは、ここで本予算審査を通じて特に議論となりました事項や意見、要望のありました事項を中心に報告してまいりたいと思います。
まず、不良債務につきましては、平成14年度の決算見込みにおいて、昨年度を上回る額が見込まれるとのことであります。その要因は、平成13年度とほぼ同数の勧奨退職者が生じたことによるものであります。なお、15年度の定年退職者は本来9名であったものが、勧奨による前倒し退職により2名となるなど、新陳代謝による人件費の削減効果が徐々に顕在化しているとの説明があっております。
次に、病院事業の長期収支計画についてであります。執行部の報告によれば、収益的収支における累積欠損金は今後も増加するが、その大半は現金の支出を伴わない減価償却費であり、これが解消され黒字に転じるのは平成24年度の見込みであるとのことであります。
委員会といたしましては、黒字転換が見込まれる年度は、これまでと変わっていないものの、不良債務の解消が急務であり、今後とも経営の健全化に向けて引き続き努力し、早急にその解消に全力を尽くすよう要望いたしております。
このような状況の中、執行部から診療報酬改定の動向を的確に把握し、収入増を期するとともに、支出全般について予算執行時に、むだはないのか等のチェックを行うなど、引き続き抑制基調をベースとした執行を行い、医療の質の向上とあわせて経営健全化に向けての努力を継続したいとの説明があっております。また、14年度中途から開設した循環器内科、いわゆる心臓内科については好評を博し、市外からの患者も増加しており、今後このような高度な医療の提供を行いつつ、住民のニーズに沿った病院づくりを行っていきたいとの報告があっております。
この点、委員会といたしましても、市立病院の経営状況については逐次報告を受けながら十分に対応し、議会としても引き続き市議会議長会等を通じ、自治体病院における経営の現状を国に訴えていくことといたしております。
いずれにいたしましても、昨年10月の老人の医療費自己負担等の改定、また本年4月のサラリーマンの窓口負担増等、引き続き厳しい状況が続くことは明らかであります。今まで以上の経営努力、また抜本的な経営改善などを行いながら収益の増を図るための体制や高度医療サービスの提供を行い、今後、施設の特徴を生かした新しい病院のスタイルを確立するよう要望いたしております。
また、人件費削減対策としての嘱託看護婦の配置については、特に患者サービスが低下しないよう職員研修等を充実し、安定した医療技術の提供を行い、市民が安心、快適に利用できる病院づくりを進めていくよう強く要望いたしております。
以上、本案につきましては、慎重審査の結果、意見、要望を付し原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(田丸 雅美 君)
ただいま厚生委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第16号に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第16号「平成15年度
田川市立病院事業会計予算」は、原案のとおり可決されました。
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次に移ります。
日程第10議案第18号「福岡県自治振興組合を組織する市町村数の増減について」及び日程第11議案第19号「福岡県
市町村災害共済基金組合を組織する市町村数の増減について」を一括議題といたします。
総務文教委員長に一括審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり)
総務文教委員長。
○
総務文教委員長(佐々木 一広 君)
当委員会に付託を受けました議案第18号「福岡県自治振興組合を組織する市町村数の増減について」及び議案第19号「福岡県
市町村災害共済基金組合を組織する市町村数の増減について」の2議案を一括して審査結果の報告をいたします。
この2議案は、本市が加入している福岡県自治振興組合と福岡県
市町村災害共済基金組合の構成団体であります宗像市及び宗像郡玄海町が合併することに伴い、平成15年3月31日をもって両市町を組合から脱退させるとともに、平成15年4月1日から宗像市を加入させようとするものであります。
これら2議案につきましては、審査の結果、別段異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(田丸 雅美 君)
ただいま
総務文教委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
質疑がないようでありますので、議案第18号及び19号の両議案を一括採決いたします。
両議案に対する委員長の報告は原案可決であります。両議案は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第18号「福岡県自治振興組合を組織する市町村数の増減について」及び議案第19号「福岡県
市町村災害共済基金組合を組織する市町村数の増減について」の両議案は原案のとおり可決されました。
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次に移ります。
日程第12議案第26号「財産の処分について」を議題といたします。
建設労働委員長に審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり)
建設労働委員長。
○建設労働副委員長(原口 秋良 君)
当委員会に付託を受けました議案第26号「財産の処分について」審査結果を報告いたします。
本案は、田川市第4次総合計画の住宅政策に基づいて本市の定住人口を確保するため、
星美台分譲宅地244区画を売却処分しようとするものであります。
処分地、処分面積、譲渡価格など内容の詳細については、お手元配付の議案書に記載のとおりでありますので、ここでの報告は省略いたします。
本案につきましては、審査の結果、別段異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(田丸 雅美 君)
ただいま
建設労働委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第26号に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第26号「財産の処分について」は原案のとおり可決されました。
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これより暫時休憩いたします。再開を午後1時といたします。
(休憩12時42分)
(再開13時03分)
○議長(田丸 雅美 君)
再開いたします。
先ほどの藤井議員の発言の件につきまして、休憩時間中、議会運営委員会で協議いたしましたところ、藤井議員の発言は一部不穏当と認められるような箇所もありますので、議長において記録を調査して適切な処置をとりたいと思いますので、御了承願います。
次に移ります。
日程第13議案第30号及び日程第14議案第31号の「田川市
固定資産評価審査委員会委員の選任について」を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。 (「議長」と呼ぶ声あり) 市長。
○市長(滝井 義高 君)
日程第13議案第30号及び日程第14議案第31号「田川市
固定資産評価審査委員会委員の選任について」を一括して御説明申し上げます。
この2議案は、
固定資産評価審査委員会委員を選任するに当たりまして、地方税法第423条第3項の規定により提案した次第であります。
まず、議案第30号は、長谷川喜万氏の任期が平成15年3月31日をもって満了するため、同氏を再び選任しようとするものであります。
次に、議案第31号は、植村瞭氏の任期が平成15年3月31日をもって満了するため、同氏を再び選任しようとするものであります。
なお、両氏の経歴等につきましては、議案に添付の資料に記載のとおりであります。
よろしく御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げまして、提案にかえます。
○議長(田丸 雅美 君)
ただいま提案理由の説明が終わりました。このことについて質疑の通告はありません。
ほかに質疑はありませんか。 (「議長」と呼ぶ声あり) 日高議員。
○議員(日高 信子 君)
決して文句があるわけではありませんが、この長谷川さんという方は、もちろん存じてます、立派な方で。でも77歳ですから、やっぱりもう少し若い方をお考えられてはいかがなんでしょうか。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(田丸 雅美 君) 市長。
○市長(滝井 義高 君)
固定資産の審査委員というのは、御存じのように家屋や土地等の評価をやるわけです。したがって、税に通じているベテランでないといけませんもんですから、どうしてもこういう人が出てくる。それからもう1つは、地域的に分けております。例えば猪位金、後藤寺、弓削田地区と、こういうように3人ずつ東西から出ておりますから、そういうベテランの人でないと評価できませんから出しております。しかし、若い人も優秀な方がいらっしゃるから、今後は若い人を選ぶことについて、次期市長にお願いをしておきたいと思います。
○議長(田丸 雅美 君)
ほかに質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
質疑がないようでありますので、これより議案第30号及び31号の両議案を一括採決いたします。
議案第30号及び31号の「田川市
固定資産評価審査委員会委員の選任について」同意を求める件は、これに同意することに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第30号及び31号の「田川市
固定資産評価審査委員会委員の選任について」同意を求める件は、これに同意することに決しました。
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次に移ります。
日程第15諮問第1号「
人権擁護委員候補者の推薦について」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。 (「議長」と呼ぶ声あり) 市長。
○市長(滝井 義高 君)
日程第15諮問第1号「
人権擁護委員候補者の推薦について」御説明申し上げます。
本案は、人権擁護委員、水城照子氏の任期が平成15年6月30日をもって満了するため、その後任の候補者として岩崎万紀子氏を推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により提案した次第であります。
なお、岩崎万紀子氏の経歴等につきましては、議案に添付の資料に記載のとおりであります。
よろしく御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げまして提案にかえます。
○議長(田丸 雅美 君)
ただいま提案理由の説明が終わりました。このことについて質疑の通告はありません。
ほかに質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
諮問第1号「
人権擁護委員候補者の推薦について」同意を求める件は、これに同意することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、諮問第1号「
人権擁護委員候補者の推薦について」同意を求める件は、これに同意することに決しました。
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次に移ります。
日程第16議員提出議案第52号「
田川市議会委員会条例の一部改正について」を議題といたします。
本件につきましては、議会運営委員会で十分審査がなされておりますので、会議規則第36条第2項の規定により、この際、提案理由の説明を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議がないようでありますので、これより採決いたします。
議員提出議案第52号は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第52号「
田川市議会委員会条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
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次に移ります。
日程第17「請願・陳情の件」を議題といたします。
休会中における請願・陳情の審査結果につきましては、各委員長の報告を省略し、お手元配付の「請願・陳情審査結果表」のとおり決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、休会中における請願・陳情の審査結果につきましては、「請願・陳情審査結果表」のとおり決しました。
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以上で本日の議事日程はすべて終了いたしました。
(「議長」と呼ぶ声あり) 平田議員。
○議員(平田 芳馬 君)
岡田議員の質問に対して、総務部長がこの新聞記事に基づく5年間の猶予と延滞金加算は市が免除してくれるという表現について、どうも実態と違ったような気がしますので、重ねてひとつ御説明をいただければと思います。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(田丸 雅美 君) 総務部長。
○総務部長(福山 春彦 君)
新聞報道の件につきまして、岡田議員から質問がございました。私はあのように答えたわけでございます。
延滞金等の問題につきましては、それぞれこれを延滞金全額を含めて回収いただくための折衝を本人とは具体的に税務課がやっております。私が申しましたのは、市の基本姿勢として、特にバッチが云々という話もありましたので、そういうことはありませんと、一般市民と同様に納税の義務は完全に努めていただきますという意味のことを一般論で言ったわけでございます。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(田丸 雅美 君) 平田議員。
○議員(平田 芳馬 君)
どうも説明がわかりかねるんよね。この猶予はわかるんよ。猶予というのは、5年間を分納してでも猶予しますというのはわかるんだけどね。この間の延滞加算金は市が免除してくれることと書いておるよね。その免除の内容が、どうも説明が明確でないので、もう一回ひとつ具体的に、どういう実態に基づいてあるのか。
(「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(田丸 雅美 君) 総務部長。
○総務部長(福山 春彦 君)
免除はないというふうに認識してます。
○議長(田丸 雅美 君)
ここで、一言ごあいさつ申し上げます。
本定例会は20日間にわたる審議でございましたが、会期中は種々議事運営に御協力をいただきまして、無事終了することができました。執行部におかれましても、誠心誠意、議会審議に臨まれましたことに敬意を表しますとともに、平成15年度予算を初め、成立を見た各議案につきましても、その執行に当たっては適切な運営のもと、市政発展のため一層の努力を重ねられるようお願い申し上げます。
ここで、市長からごあいさつの申し出がありますので、お受けいたします。
(「議長」と呼ぶ声あり) 市長。
○市長(滝井 義高 君)
どうも皆さん、お疲れでございました。平成15年第1回田川市議会3月定例議会が終わるに当たりまして、一言ごあいさつを述べさせていただきたいと思います。
御存じのように、昨17日と本18日は歴史的な日になりました。御存じのように、大西洋のポルトガル領のアゾレス諸島において、アメリカの大統領とイギリスの首長とスペインの首長、3者首脳会談を行いまして、昨17日にアメリカ、イギリスの国連大使が国連の決議を求めないという申し入れを国連にいたしました。いわば国連の議決なしに、いよいよアメリカはイラクの攻撃を開始するという、そういう状態になってまいったわけです。
日本の今までとってまいりました外交、防衛の基本的な考え方は3つあります。1つは憲法9条を守っていくこと、2番目は日米軍事同盟を守る、3番目は国連中心主義を守っていく、この3つでございました。ところが、戦争になってしまいますと、我々は戦争反対、憲法9条反対ですから、したがって、これが崩れるおそれがあります。それから、国連中心主義は、もうこれで崩れました。そうすると日米軍事同盟だけが残って、日本ははたと困ったことになったわけです。アメリカの戦争に協力するだけがクローズアップされるということになると、今、日本の国内では、共同通信の世論調査によると、8割の国民が戦争反対です。8割の国民が戦争反対の中で日本の政府が戦争に協力するという形になると、大きな矛盾が出てくるわけです。そういう中に、今、私たちは置かれております。まさに17、18日は、これからの日本の運命を決定する大きな歴史的な日になったと、こう考えております。
さて、そういう中でこの議会を迎えたわけです。御存じのように2月27日から本日3月18日まで20日間、本会議あるいは委員会において議員の皆さんが平成14年度の補正予算並びに15年度の当初予算、それらに関連する条例を本会議、委員会で慎重に御審議をいただき御可決をいただきました。私は、その委員会や本会議で出ました皆さんの要望、意見、御質問等は深く心にとどめまして、これを市政に実行し、あるいは運営していくことは当然でございますが、同時にまた次期市長に向かって皆さんの御意見を私は伝えていく責任があると思っております。しっかり伝えたいと考えております。
さて、そういう中で私たちは、ずっとこういう政策を掲げてまいりました。まちづくりは地域づくり、地域づくりは家庭づくり、家庭づくりは人づくり、すなわち市政の一番重点は人づくりである。やる気のある人間をつくる、これが市政の根本的な体系でなければならんと、こう考えてまいりました。そこで、その人づくりのためにいろんな政策をやってまいりましたけれども、とにかく24年間、二場議長さん、清水議長さん、高瀬議長さん、そして田丸議長さん、そして議員の皆様に支えられ、心温まる御指導と御教導をいただいて、私が当初考えたよりか、はるかにたくさんの仕事をやることができました。
まず、人づくりの政策では、教育研究所を充実いたしましたし、同時に学校建設は13校ぐらい学校建設をいたしました。同時に生涯学習体系をつくりまして、63年から全国的に静岡県の掛川市と同じように生涯学習の推進自治体となっております。同時に産炭地から離陸していかなければなりませんが、離陸するためには、同和問題、あるいは炭住改良、あるいは制度4事業の充実のために努力してまいりました。
あるいは教育文化施設は、青少年ホールあるいは文化センターの大補修をやりましたし、同時に市民会館をつくりました。あるいは石炭資料館も美術館もつくらせていただきました。美術館は、御存じのとおり、福岡県に公立の美術館が4つあります。福岡県の美術館と北九州の美術館と福岡市の美術館と、我が田川市の美術館です。久留米の美術館はブリジストンのものでございまして、公立ではございません。こういうものをつくることができました。これで交流人口が田川にやってきて、やがて交流から定住へ転換する一つの道を開いたと考えております。
同時に、批判がありますけど、市立病院、あるいは平成筑豊鉄道、あるいは田川の情報センター等を新しい形でつくっていきました。同時に、福祉を通じて社会的に弱い立場の人たちを何らかの形で温かく包んで、豊かな生活のできる政策をできる限り情熱を持ってやってきたつもりでございます。同時に、今年は皆さんの御支援と御協力で2万坪の土地を県に寄贈することによって、4月から県立大学に看護学部ができることになりました。この大学は福祉の大学、すなわち福祉は社会科学です。社会科学という杯は持っておるけど、自然科学の杯を持ちませんでした。看護学部ができることによって社会科学と自然科学ができた。やがて、これが福祉の用具をつくると工学になります。総合大学としての様相を県立大学は呈することになります。総合大学になりますと、これは地域のシンクタンクとしての機能をこれから果たしていくことができると思います。
こういう形で何らかの大きな過ちもなく、24年間、100回の議会に臨むことができたのは、まさに各議長さんや議員の皆さんの温かい御支援と御協力のたまものだと心からお礼を申し上げたいと思います。
さて、いよいよ4月27日には選挙が参ります。この選挙に当たっては、3人の議員が引退されます。平田議員、三辻議員、佐々木議員でございます。平田議員は副議長をおやりになり、監査委員をおやりになって、当選12回でございます。48年間、青春をかけて田川市議会のために、あるいは市の福祉の前進のために御協力いただきました。三辻議員は副議長、監査委員を歴任し、当選5回でございます。この方も私心を去って田川市政のために頑張っていただきました。佐々木議員は、厚生委員長あるいは
総務文教委員長で当選5回でございます。次は、まだ若いので県議会を目指して頑張っていらっしゃいます。この有力な3人の議員が田川市議会で欠けることは、田川市に大きな穴ができることになりますが、これは残った議員の皆さんの誠心誠意埋めていただいて、そしてこの3人の議員の欠けたところを補っていただきたいと念願いたしております。
御存じのように、田川市は、今、大きな危機に直面いたしております。1つは時限立法がなくなってきた、1つは小泉構造改革によって非常に大きな補助金、負担金、交付金がなくなりつつあること、3番目は一昨年の9月11日のアメリカのテロによって日本の情報産業が傾き、田川の日通工、岩通、あるいは寿屋が撤退する誘因をつくっていきました。こういう危機があります。この危機をどうやってこれから乗り切っていくかということは、我々に課された最大の使命であります。重大な問題であります。
さて、あとに20人の皆さんが残られます。20人の皆さんは、皆、優秀な議員ばかりでございます。どうかひとつ、この危機を残っていただくためには、27日の選挙にはぜひ当選を勝ち得て、そして田川市の新しいまちづくりのために、あるいは人づくりのために献身的な御努力をお願いいたしたいと思います。すなわち27日になりましたら、我、既にルビコンを渡れり、来て、見て、勝てりの凱歌を上げることができるように、心から私もお祈りをいたしたいと思います。
最後に、合併問題についてでございます。
私は当初3つの指標を立てました。1つは15年3月までに田川市と川崎町の合併を完成する。これが終わったら間髪を入れず下田川あるいは上田川と呼びかけて、10万都市を目指して田川市をつくる、これは17年の3月まで。そして最終的な仕上げは、18年の3月に石炭諸法が終わりますから、それまでに田川の基礎を固めたいというのが私の夢でございました。残念ながら、これは夢に終わってしまいました。この夢を実現していくためには、残られた議員20名の方と、そして新しく当選してこられる3名の議員の皆さん23名が、どうかひとつ議会、執行部、市民、一体になって10万都市をつくっていただきたいと思います。
今、合併問題は、お隣の直鞍・嘉飯、すなわち1市4町、2市8町、これらのものは、もう既にみんな法定合併協議会あるいは任意合併協議会をつくり、同時にマスタープランまでつくっております。ところが、我が田川は一番遅れております。まだ、勉強会の段階で、任意合併協議会あるいは法定合併協議会をいつつくるか見通しが立ちません。3月に2、3回勉強会を開きたいを思ったけれども、その見通しが立たないわけです。出席議員が非常に少ない。立たない。これは3月は立たない、4月は選挙でできません。そうすると5月になってしまいます。合併は大体、早いところで15カ月、普通だったら22カ月かかります。5月に勉強会を開いて、6月か7月に法定協議会をつくっても、もはや20カ月しかないです。こういう情勢にあるのが今の情勢です。ぜひひとつ田川の未来を見つめながら合併問題を早急に推進する勢力を田川市が結集していただきたいと思います。政府は、人口1万以下の弱小自治体は切り捨てるという非常に厳しい状態になっております。切り捨てられないように合併を対応していく必要があると思います。
本当に25年、長い間お世話になりました。私は、やはり野におけるレンゲソウで、野にありながら一市民として議会の運営を見つめながら、あるいは田川市の未来を思いながら私なりの貢献はさせていただきたいと思います。皆さんのできるだけ御健康をお祈りし、御活躍をお祈りいたしまして、平成15年第1回3月定例議会が閉じるに当たりまして、私のお礼のごあいさつにかえさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手)
○議長(田丸 雅美 君)
ありがとうございました。滝井市長さんにおかれましては、昭和54年に市長に就任以来6期24年の長きにわたりまして、市政のかじ取りをしていただきました。特に炭鉱閉山の後遺症に苦しむ本市のあらゆる行政課題に対して、清潔で勇気あふれる行動力を持って挑戦していくという政治姿勢を貫かれましたことに対して、本市議会を代表いたしまして改めてお礼申し上げたいと思います。どうも御苦労さんでした。
本市においては、まだまだ課題が山積いたしております。残された任期までは、滝井市長さんの長い政治生活の締めくくりとして、これまでと同様に最後まで市政の運営に全力投球していただき、御勇退後は健康にも留意され、ふるさと田川の振興のため御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。長い間、本当に御苦労さまでございました。
次に、今期をもって勇退されます議員を御紹介させていただきます。
佐々木一広議員、三辻寅勝議員、平田芳馬議員、以上の3名の方は、演壇の前にお進み願いたいと思います。
(勇退議員演壇前へ)
それでは、ここで御勇退される議員を代表いたしまして、平田芳馬議員さんからごあいさつをお受けしたいと思います。
○議員(平田 芳馬 君)
3名を代表してごあいさつをさせていただきます。
ただいま御紹介をいただきましたように、私ども3名は、このたびそれぞれの事情や、あるいは所信に基づきまして引退することにいたしました。私が代表してあいさつさせていただくわけでございますが、やめられる方それぞれ皆さん見識豊かな方ばかりでありますので、私がこのような場で代表してごあさつを申し上げるのは、いささか気が引けますとともに、本日を最後に皆様方とお別れするという多少の感慨がこみ上げてくるのを禁じ得ません。
さて、皆様方におかれましては、今日の長引く不況に加え、産炭地等時限立法失効後の諸施策、または広域合併問題等、数々の難問が山積している中に、これからの議会運営には大変な苦労があろうかと存じます。また、新しく就任される市長さんを初め、執行部の方々におかれましても、行政運営していく中で同様の苦労があることは容易に推察できることであります。しかしながら、ここのおられる議員の方々あるいは執行部の方々は、このような難局を乗り越えていけるだけの能力を十分お持ちであることを私は今日までの議員生活の中で十分承知いたしております。その確信があるからこそ、皆様方が中心になって議会運営、または行政運営をなされる限りにおいて、田川市の発展は必ずや果たされることと確信いたしております。私どもも何の不安もなく安心して引退することができます。
なお、議員在職中は、自説に固守したり、行き過ぎがあったことも多々あったと存じますが、その間、同僚議員の皆様方から温かい御理解や励ましをいただきながら、今日まで職責を全うさせていただきましたことは、ひとえに皆様方のおかげであり、私は、ここに改めて心から感謝とともにお礼を申し上げる次第であります。
最後になりましたが、来る選挙におきましては、皆様方全員が当選され、さらなる田川市の発展のため御活躍されることを御祈念申し上げますとともに、あわせて皆様方の今後ますますの御健康と御多幸を祈念いたしまして、お別れのごあいさつといたします。長い間、本当にありがとうございました。(拍手)
○議長(田丸 雅美 君)
ありがとうございました。今期をもって勇退される三辻議員さん、平田議員さん、それから県議会議員選挙に立候補を予定されております佐々木議員さんの各位におかれましては、ますます健康に留意をされまして、田川市政発展のために御指導、御協力をいただきますことを切にお願い申し上げます。
さて、議場において皆様と顔を合わせることも本日をもって最後となりますが、本市議会においては、さまざまな課題を抱えつつも、今日まで議会運営が円滑にまいりましたのは、ひとえに皆様方の御支援、御協力のたまものでありまして、本席をお借りいたしまして厚くお礼申し上げます。
私たちは5月1日をもって任期満了を迎えますが、次の市議会議員選挙に再出馬を予定されている各議員さんにおかれましては、来る4月27日の市議会議員選挙において全員が当選の栄誉を得られ、再びこの議場で全員が顔を合わせられるよう格段の御努力、御健闘をお祈り申し上げます。
甚だ簡単でございますが、私のあいさつといたします。
以上をもちまして、平成15年第1回田川市議会3月定例会を閉会いたします。
まことに御苦労さまでございました。
(閉会13時35分)
請願・陳情審査結果表
平成15年3月18日
3月(第1回)定例会
(請 願)
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│番号 │件 名 │付 託 │審査結果 │上 程 │備 考 │
│ │ │ ├───┬────┤ │ │
│ │ │委員会 │採否 │措 置 │年月日 │ │
├───┼──────────────────┼────┼───┼────┼──────┼──────┤
│23 │白鳥工業団地排水処理施設設置に関す │産 経 │継続 │ │H12.9.8 │ │
│ │る請願 │ │審査 │ │ │ │
├───┼──────────────────┼────┼───┼────┼──────┼──────┤
│24 │白鳥工業団地内への一般廃棄物処理セ │〃 │〃 │ │〃 │ │
│ │ンター建設反対に関する請願 │ │ │ │ │ │
├───┼──────────────────┼────┼───┼────┼──────┼──────┤
│27 │白鳥工業団地内への一般廃棄物処理セ │〃 │〃 │ │H12.9.22 │ │
│ │ンター建設反対に関する請願 │ │ │ │ │ │
├───┼──────────────────┼────┼───┼────┼──────┼──────┤
│30 │白鳥工業団地へのゴミ処理施設建設反 │〃 │〃 │ │H13.3.1 │ │
│ │対に関する請願 │ │ │ │ │ │
├───┼──────────────────┼────┼───┼────┼──────┼──────┤
│31 │白鳥工業団地内ゴミ処理場建設反対に │〃 │〃 │ │〃 │ │
│ │関する請願 │ │ │ │ │ │
├───┼──────────────────┼────┼───┼────┼──────┼──────┤
│46 │有事法制三法案の強行反対に関する請 │議 運 │〃 │ │H14.6.26 │ │
│ │願 │ │ │ │ │ │
├───┼──────────────────┼────┼───┼────┼──────┼──────┤
│47 │「有事関連三法案」の慎重審議を求め │〃 │〃 │ │〃 │ │
│ │る意見書提出に関する請願 │ │ │ │ │ │
├───┼──────────────────┼────┼───┼────┼──────┼──────┤
│48 │有事法制三法案の早期成立を求める意 │〃 │〃 │ │H14.9.13 │ │
│ │見書提出に関する請願 │ │ │ │ │ │
├───┼──────────────────┼────┼───┼────┼──────┼──────┤
│50 │平原地区に計画の産業廃棄物中間処理 │産 経 │〃 │ │〃 │ │
│ │場建設反対に関する請願 │ │ │ │ │ │
├───┼──────────────────┼────┼───┼────┼──────┼──────┤
│51 │西鉄バス路線の一部区間廃止反対に関 │〃 │〃 │ │〃 │ │
│ │する請願 │ │ │ │ │ │
├───┼──────────────────┼────┼───┼────┼──────┼──────┤
│53 │高校再編に反対する意見書提出に関す │総 文 │〃 │ │H14.9.27 │ │
│ │る請願 │ │ │ │ │ │
├───┼──────────────────┼────┼───┼────┼──────┼──────┤
│54 │新町地区市道569号線の道路幅員の拡幅 │建 労 │〃 │ │H14.12.6 │ │
│ │に関する請願 │ │ │ │ │ │
└───┴──────────────────┴────┴───┴────┴──────┴──────┘
(陳 情)
┌───┬──────────────────┬────┬────────┬──────┬──────┐
│番号 │件 名 │付 託 │審査結果 │上 程 │備 考 │
│ │ │ ├───┬────┤ │ │
│ │ │委員会 │採否 │措 置 │年月日 │ │
├───┼──────────────────┼────┼───┼────┼──────┼──────┤
│10 │健康保険3割負担増の凍結を求める意 │厚 生 │採択 │意見書 │H15.2.27 │ │
│ │見書提出に関する陳情 │ │ │送 付 │ │ │
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